劇場公開日 2017年7月14日

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「声を出して笑おう」銀魂 ゾンビさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0声を出して笑おう

2017年8月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

萌える

原作:ストーリーはあまり知らない。ノリはすき。
福田監督:ヨシヒコはたまに観てた。ノリはすき。

どうやらこの映画、原作を知っていて当たり前かのごとく作られていて、でも「知らないなら知らないでもいいんじゃないのだってそんなこと気にする映画じゃないもの」スピリットも感じられます。

そもそもなんで「この映画観よう!」と思ったかってきっかけは菅田将暉くんなわけです。
109シネマズでの宣伝動画でやる気なさそうに「この夏は映画館で銀魂を観てね」って言っているのを観て(はーい)と思ったのです。「せーの」で言わされている小学生かのごとき棒読みっぷりに心を打たれたのです。

笑ったか笑ってないかで言えば、声を出して笑いました。
個人的には原作にあるであろうキャラ起因のネタよりも、パロディネタなどのほうが好みです。とくに笑ったのは演者さんのメタネタですね~。

ただまぁ笑うには笑ったんだけど、もっと爆笑したかったなぁという不完全燃焼エンド。
シリアスパートに眠さ=鈍重さがあって(早く笑わせてくれないかなぁ)って思ってましたが、そもそもそんなスタンスが間違っていたのだと思いました。
なんかバトルがあるらしいとは予告編でわかっていたので、さいしょのくだりで内心(このまま日常パートが終わらないでほしいなぁ)って思ってしまいました…。
銀魂ファンはヨシヒコばりのパロディネタが受けつけない人も多いらしく、逆に福田監督ファンはパロネタが大好物なわけで、ひとつの作品の中で棲み分けができてるお得感がいいじゃないですか!ですか!

アクションは意外と悪くないかもと思いました。コスプレの完成度と、CGエフェクトの多様でゲームみたいな感覚で楽しめます。
早回しを器用に使って魅せ方が工夫されているので「早く動いてる風の遅い動き」にならず、観ていられるレベル。
CGとか特撮のクオリティは邦画なのでそこは…って感じですが、もうそこも「CG感えげつないんですけどォォォ!!!」ってイジっていくスタイルだったらいっそ気持ちよかったかも。笑

そうそう、応援上映の企画も持ち上がってるらしいです。
声を出して笑える映画は貴重ですし、銀魂ファンにはツッコミセンスの磨かれた人が多いのではないかと思ってるので、「第1回 実写版銀魂!!第二の新八は俺だ!チキチキ 観客全員総ツッコミ選手権~!!」をやったらいいと思います。

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ゾンビ