マキシマム・コマンドー　S.W.A.T vs デルタフォースのレビュー・感想・評価

筋金入りの武道家マイケル・ジェイ・ホワイトと元プロレスラーのスティーブ・オースティンが出ていることが売りのＢ級アクション映画。S.W.A.T vs デルタフォース なんて配給会社の誇大宣伝、どちらも出てきません。
アフガンの戦死者の遺体袋に麻薬を隠して密輸入する軍の秘密組織の犯罪、殺し屋レイ・ピーターズ（スティーブ・オースティン）は命がけで戦ったのに帰還すれば惨めな暮らし、金儲けして悪いかと開き直りのメッセージ。
組織の金を着服して殺された兄の復讐に燃えるこれまたアフガン帰還兵ジェームズ・ウェブスター（マイケル・ジェイ・ホワイト）、組織の殺し屋を次々に返り討ち、最後は殲滅、といっても敵も少人数だから派手さは無い、主役が格闘家だから空手や回し蹴りが炸裂、意外だったのは元プロレスラーのスティーブ・オースティンとの立ち回りは無く、銃であっけなく決着、お年のせいかな。
兄の隠したお金は全米ホームレス帰還兵連盟に寄付という軍人の鑑のような終わり方。
中身は薄くマイケル・ジェイ・ホワイトのプロモーション・ビデオのような感じでした。

アメリカに帰還したデルタフォース、兄が殺されてしまい独自に調べ始める。
S.W.A.Tの看板で麻薬を密輸していた一味に絡んでいたらしい。
発砲も殴り合いも控えめ。