劇場公開日 2017年1月21日

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「う~ん期待してただけに・・・」ショコラ 君がいて、僕がいる 映写技師さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0う~ん期待してただけに・・・

2017年1月15日
PCから投稿

単純

フランス史上初の黒人芸人ショコラと、彼を支えた相方フティットの愛と涙に満ちた感動の実話と聞けば興味をそそられる。ポスターに描かれた寄り添う二人を目視しただけで花の都パリの文化や歴史観にときめく。きっと面白いに違いないと!が、その実直すぎるストーリー展開は映画としての魅了や輝きにかけている。20世紀初頭の芸人ネタは現在のそれとは異なり小学生レベルです。本編の半分近くはその面白くもない二人の芸を見なければならず退屈で笑えなかった。題材が良いだけに残念な結果です。ショコラの相方役を演じたジェームス・ティエルはチャールズ・チャップリンの実孫。本編で道化師を演じた彼が楽屋でその化粧を拭き落とすシーンがある。その表情、仕草が名作『ライムライト』のチャプリンと重なり、ドキッとしました。

映写技師