「踏んだり蹴ったりのウィル」サマー・インフェルノ kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0踏んだり蹴ったりのウィル

2021年10月13日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 ホラーと言えばやっぱりキャンプ場。湖も廃屋もないが、キャンプ指導員たちはスペイン山奥の古い大邸宅で準備をし、井戸が壊れていたり、狂犬病らしき犬を何とかやり過ごし、子供キャンプの前日を祝おうとしていたその時・・・リーダーのアントニオが黒い血を吐き、突如狂いだしてしまった。正当防衛のため、彼を殺してしまったウィルだったが・・・といった展開。

 キャンプ場近くでキャンピングカーで生活している怪しげなヒッピーもどきの家族たち。管理人のハビエルとカルメン。怪しげな人物はいっぱいいたけど、ほとんどアントニオ、ウィル、ミシェル、クリスティの物語。突如狂いだし、ゾンビ風感染モノかと思わせておいて、しばらくすると正気に戻るというユニークなホラー。しかも展開がブラックコメディのようだった。

 キノコの毒は恐ろしい。肺や脳に悪影響をもたらした上に、凶暴化している時間の記憶はない。スペイン語を話せないアメリカ人という設定も面白さを盛り上げ、ウィルの二股疑惑でさえミシェルに警戒感を与えるという伏線。彼らがとる最終手段も笑えるのだ。それが功を奏したのなら最後の最後もその作戦で行けば?と思ったけど、やっぱり脳に来ていたのかな?

 発症の時間差というツッコミどころもあるけど、楽しませてくれたのでよしとしましょう。また、ウサギの凶暴化も見たかった。

kossy