劇場公開日 2017年2月25日

「なかなか良作」彼らが本気で編むときは、 M hobbyさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0なかなか良作

2020年11月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

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生田斗真くんが、トランスジェンダー役をやってただなんて、まーったく知らず!
先日、元ジャニーズの先輩である、草彅くんがトランスジェンダーの女性を演じたミッドナイトスワンをみたばかりだったので、日本のアイドル達も、なかなか演技の幅も広がっていて、良い傾向だなと感じました。

性を題材にして映画作るのは、なかなか日本ではハードではあるなと感じていたけれど、トランスジェンダーであろうが、その他のLGBTであろうが、人が人を愛する形は、その人個人の自由であり、世の中がなんと言おうと、そこに愛は確かに存在しているといつも思う。
だから、本作も見ている間に何度も何度も愛を感じるシーンがあって、とても素敵に描かれていた。

反対に、その愛の形を、自分の物差しで勝手に測っては、人を傷つけるシーンも度々あって、そんなシーンは見るたびに悲しい気持ちにさせる。

生田斗真くん、好演でしたね。
トモ役の子役もとっても良かった。

最後はとっても切なかったけれど、きっとこれで最後じゃない。トモはちゃんとマキオとリンコの愛情を受けて、離れていても大切にしてもらえるんだろうなと勝手に想像しておいた。

小池栄子やミムラ。
良い演技してたなー。別に女として生まれてきたことは、自分が特別なわけでもなければ、選んだわけでもない。そんなものは50%の確率なだけで、いつ何時、自分の性別が変わってもおかしくないのだと私は思う。

なかなか悲しいシーンもあったけど、人の品格というのは大切です。それから、人権も。

M hobby