BFG ビッグ・フレンドリー・ジャイアントのレビュー・感想・評価
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話と劇中音楽は好きになれないが
単純すぎるストーリー展開と鳴りやまないジョン・ウィリアムスの音楽には嫌悪感しか覚えないけれど、全体的には楽しめた。
差別的な描写や政治を絡めたシュールな表現は最高に笑ってしまった。話そっちのけに、スピルバーグが好き勝手に作った作品だと感じた。
感動は皆無。でも非常に楽しい。ただ、血や暴力あるいは性描写など全くないのに、教育的にそれほど好ましいとは思えなかった。まあ個人的にその辺がツボだったりするんだけど。
基本的に画面内の絵が素晴らしいので、話がそれほど優れてなくても楽しめた。
う~ん…
何が伝えたかったのか、さっぱりわからなかった。
盛り上がるところも特になく、悪役の悪役たる理由も十分に描かれず、同じくBFGのいい巨人たる根拠も特になく…。
地図上で示せないくらい遠い土地に住んでいるんだから、連れてこずともソフィーが、「巨人を見た!」と周りに言っても誰も信じないし、探しようもないんじゃないか…?そもそもソフィーが自分でも言ってるけど、子供の戯れ言なわけで。
悪役たちがなんだかかわいそうだったなあ。
「狩り」を止める名目で軍を動かしてるわけだけど、巨人たちが人間界に来て狩りをするという意味なのか、ソフィーを探し出すという意味なのかどちらとも取れる以上、人間界が介入する必要は無いのでは…。放っておけばいいのに。せっかく遠いところに住んでるのに。
というか、夢ですべてを信じて国を動かしちゃうなんて、女王はご乱心にもほどがある。
とにかく色々無理があるせいで突っ込むポイントが多く、レビューが止まらない!
スピルバーグはファンタジーが不得手か
ロンドンの孤児院で暮らす10歳の女の子ソフィー(ルビー・バーンヒル)は、ある夜、7メートルの巨人(マーク・ライランス)に連れ去られてしまう。
連れ去られた先は、巨人の国。
そこでは、もっともっと大きい人食い巨人たちがいたのでした・・・
というハナシで、7メートルの巨人が実はチビだった、というところが面白い・・・
いや、面白いはずなんだけれど、なんだか全然面白くない。
巨人の国でゴマメのチビ巨人が、孤児院でも友だちがいない少女と、仲間がいない同士で心を通わせるという物語の初めの部分がまるでうまく描けていないから。
と、この出だしから気持ちが乗らず、その上、スピルバーグの悪い癖のはしゃぎすぎ(物珍しい映像を撮ることに夢中になってしまう、ということ)が出てしまい、結果として「映像は驚嘆、音楽は素晴らしい、けどツマラナイ」という結果になってしまった。
なんだか、1991年の『フック』の悪夢を、また観てしまった感じ。
巨人たちの国に登場する巨人たちもCG処理されているので、マーク・ライランスの演技の上手さの魅力も半減。
まぁ、そのまま大きくしただけだと『進撃の巨人』みたいになっちゃうかもしれないけれど、むかしの映画の単純な合成映像のほうが、心安らいでよかったように思われます。
あまりレビューを書きたくない出来の映画でした。
BFGを好きになれない、杜撰なキャラ設定
2016/09/20、イオンシネマみなとみらいで吹替で鑑賞。
スピルバーグがオヤサシなるファンタジー映画を制作するという噂を聞いたのは2,3年前だろうか?オヤサシってなんだ?日本語?調べたら巨人と少女の物語のイギリスの児童文学らしい。なんか面白そう、期待してた。そして忘れかけてた頃にふいに予告編が目に飛び込んできた。夜の街角を人に見つからないように大きな巨人が忍者のように移動するさまはワクワクした。これは期待できそうと思ったもの。
それなのに、なによりBFGを好きになれない。
「なんで私を選んだの…?」「キミがひとりぼっちだからさ」、予告編のこれ嘘で自分のミスで少女に姿を見られたから口封じにさらっただけ。
そして少女を食べたり殺したりこそしないものの、一生狭い檻で飼い殺しするというのに、何で優しい巨人なのか?
さらには過去にも同じようにさらって仲良くなった男の子を他の粗野な巨人たちに食べられてるのにそいつらにヘラヘラ従ってる。
子供向けとは言えキャラ設定が杜撰。
その人を食う巨人たちを止めるために取った作戦が、人間に見られてはいけないのに女王陛下に会いに行き、文明の利器に頼ることとは。そこで夢とも現実ともおぼつかない物語から急に現実に引き戻され興ざめ。そして人間は巨人たちを無人島に放つなどという平和的な解決はしないだろう。
全く心も温まらない、毒にも薬にもならないどうでもいい作品。
ブリッジ・オブ・スパイは良かったのに、どうしたスピルバーグ?もうファンタジーは辞めて社会派ドラマを作ったほうがいいのかも?
ETの脚本家メリッサ・マシスンの遺作だそうで、スピルバーグも思い入れのある作品だろうが、原作が悪いのかな、残念な出来。
それから、お化けきゅうりまずそう。プップクプーなるソーダは飲んでみたい。しかし、ネーミングw
60点
少年の冒険譚を追体験させて、女の子でもハンデ無しで闘えるんだ、みたいなmessageが最近のディズニー。家父長制もなかなかのシステムやと思うけど男性・女性共に背負い切れなくなったのよと。巨人の跳躍がハイライト!
ソフィーは可愛い
吹替版。声は特に違和感無く。
お話的には少々?
フレンドリーな巨人さんも元は自分の為に誘拐してるし、
悪者になる巨人もその描写が殆ど無いので、
何故にそこ迄追い詰められるのかもわからず。
王宮に招かれる巨人さんのシーンは面白かったが、
全体的にはもう少し捻りが欲しかったかも。
王道なのはさすがスピルバーグ監督という所なのだろうか。
スピルバーグらしい〜 マメ好き巨人達の 馬鹿さ加減が(笑) ピアノ...
スピルバーグらしい〜
マメ好き巨人達の
馬鹿さ加減が(笑)
ピアノの上にカウチ⁉︎乗せて
椅子にしたり
7mちょいで痩せてたら
壊れないのかな?
ラストの巨人捕獲
みんなあっさり捕まってたけど
コプター積載量何キロ⁈
巨人達ってば軽すぎない⁇
1tぐらいまでなら
運べるものなのかな?
夢ってあまり
見ないけど
捕まえられるなら
ビンに入れて飾りたいな‼︎
ファンタジー
児童養護施設で暮らす少女ソフィーはある夜窓から巨人に拐われ『巨人の国』へ来た。
ソフィーを連れてきた巨人のBFGは他の巨人と比べ小さく心優しい。
夢を集めて暮らすBFGにソフィーはいつの間にか心を許し仲良くなる。
他の巨人達は人間の子供を食べ、BFGをいじめる悪い奴らだ。
ソフィーはBFGに妙案を伝え女王陛下に会いに行く。
軍の力を借り無事に悪い巨人を退治したソフィーとBFG。
めでたしめでたし。
BFGの家の中や夢を集めるシーン映像が綺麗です。
巨人に連れ去られるシーンはアトラクションになりそう。揺れる揺れる。
王室のシーンも笑えます。プップクプー…
子供向けの作品でしょう。
ソフィー可愛かった。
イギリス感満載。
スピルバーグ節満載。
お話はもとより、巨人の暗闇での隠れ方とか捕獲のドタバタとか、もうスピルバーグ節満載。すんなり流れるシーンがさすが。
それにBFGの何と優しい表情か。
自分の住む世界でハズレものの2人が友情で周りを変えていく。
とにかく心温まるファンタジー映画でした。
映像はとても綺麗でした! 第2のETと予告で言われていて期待をして...
映像はとても綺麗でした!
第2のETと予告で言われていて期待をしていました!
うーん、ですがあまり面白くはなかったです(;_;)
期待しすぎていたからですかね^_^;
親子でみるといいかもしれません^_^
童話の映像化。それ以上でもそれ以下でもない。
日本語吹き替え版を鑑賞した。スピルバーグが自分で監督をした作品というのは,現在 34 作品で,製作総指揮という立場で関わった 57 作品の方が遥かに数が多い。この作品は昨年公開された「ブリッジ・オブ・スパイ」に続く監督作だというので期待して見に行ったのだが,見事に肩すかしを食らわせられた。
童話作品として原作があるものを映像化したということで,まさにそれ以上でもそれ以下でもない作品であった。巨人の部分はほぼ全てが CG であり,人間は主人公の少女一人だけという状態がかなり続いたのだが,前半は一体何を見続ければいいのか途方に暮れたというのが率直な感想であった。CG は流石に最先端なのだろうが,未だに人間を違和感なく描き出すまでには至っていないということが痛感された。そればかりか,少女が最初に羽織っていたキルト1枚さえ,CG になるといきなり作り物めいて見えてしまうのには落胆させられた。
脚本は,非常に奇異なものであった。夢の国の出来事を解決するのに現実世界の力を借りようというのである。イギリスが舞台なので,まあ笑っていられる話だが,これが日本に舞台を変えたりしたら,きっとサヨクの連中が発狂してしまうに違いない。子供向けならではのおならネタも,絵本で見るなら笑っていられるが,実際にリアルな映像としてみせるのはどうなのよという気がした。そもそも,あのラストシーンはどういう意味なのか,本当に訳の分からないまま放り出されてしまった感が酷かった。大人が真面目に見に行くものではない。トトロでも見るつもりで行かないと私のように肩すかしを食らってしまうだろう。
役者は主人公の少女はなかなか好演していたが,吹き替えがまた本田望結の初挑戦というのに目眩がした。子供が子供を演じてそれらしくて好感が持てたのは,「ファインディング・ドリー」でドリーの幼少期を演じた青山ららくらいのもので,声の演技に幅が乏しく,一本調子なのがどうにも不満である。他の役者の吹き替えをベテランの声優たちがやっているので,却って際立って気の毒であった。
音楽だけは素晴らしく,John Williams がいかにも彼らしい曲を書いていただけでなく,特に英国風にヘンデルを思わせるような宮廷音楽を多数書いていたのが非常に印象的であった。
演出は,良くも悪くもスピルバーグらしさが全開であった。予告にも出ていた巨人が街中で身を隠すシーンは,カメラ目線で見れば完璧に思えるが,数十m後方から見た人がいたらバレバレであり,いかにもその場しのぎの演出が目立った。ディズニーは,これでまたディズニーランドのアトラクションを増やすつもりなのだろうが,何だか,そのためにスピルバーグが下請けに使われているような気がして仕方がなかった。でなければ,いよいよスピルバーグも宮崎駿のようにロリコン化してしまったのだろうか。どっちも勘弁して欲しい。
(映像5+脚本1+役者2+音楽5+演出4)×4= 68 点。
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