劇場公開日 2016年7月22日

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「映画好きなら絶対に見るべき作品」トランボ ハリウッドに最も嫌われた男 hasegawaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0映画好きなら絶対に見るべき作品

2018年2月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

知的

幸せ

彼が手がけた作品の1つに、オードリー・ヘプバーンの出世作「ローマの休日」がある。いまや恋愛映画のクラシックとなるこの作品が、僕はとても好きだ。その映画の脚本家の話、これだけで見る価値ある。
映画ファンの僕としては、昔の有名スターや監督が出てくると少し嬉しく、キャスティングされた俳優たちがそれぞれすごく似ていて見てて楽しかった。特にカーク・ダグラスが良かった!

ストーリーの展開は、初めの方にしっかりと共産主義者排斥活動について語られており、中盤からどんどんテンポが上がってきて明るい印象になる。僕はとても好きだった。主人公の苦悩をしっかりと描いているからこそ、後半からは主人公を応援したくなる。素晴らしい脚本だった思う。

そして、この映画で僕が一番好きだったのがダルトン・トランボを演じたブライアン・クランストン。アカデミー賞、ゴールデングローブ賞の主演男優賞にノミネートされた演技は、見事なまでにトランボを演じきっていた。妻役のダイアン・レイン、フランク・キング役のジョン・グッドマンも好演。
ラストのスピーチのシーンは、1つ1つの言葉が胸にとても刺さった。

hasegawa