劇場公開日 2016年10月8日

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「陰険な映画で無かった事が重要です。」少女(2016) 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0陰険な映画で無かった事が重要です。

2017年4月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

知的

現代社会にて女子高生を取り巻く環境や犯罪などを利用し、それがうまく交わった人間関係のお話。(うまく交わり過ぎと感じる人もいるかもしれないが、それは映画という事で勘弁。)

一つの小説が関わっていくのだが、これがうまく映画に調和していく。
序盤は「陰険な映画でありきたり?」と思っていた自分の頭がだんだん違う方向へ向かいだす。

主人公は2人の女子高生の本田翼と山本美月。この2人が出てるので完全若い人向けかな?と思ったがそうではなく、しっかり女優を演じている。(女子高生としては無理あるが)

「ありえない」ってシーンもあるのだが、ベタでは無く原作の小説や脚本を大事にして映像化したんだなと(私は原作や脚本を観てませんが)思わせる作り。

小説も別で読みたくなりました。

最近の可愛いやカッコイイだけで終わってしまっている映画が多いだけに、若い人に観てもらい、色々な感じ方をして考えてもらいたい映画。「映画」とは?と。

良かったです。配給どこ?東映でした。
やっぱり内容の作りお上手ですね東映。

だけど最後欲しかったかな?
途中友達になった佐藤玲の「因果応報」、、、、少しシラケちゃった。

巫女雷男