「12本目。典型的なアイドル映画。」関西ジャニーズJr.の目指せ♪ドリームステージ! Haruさんの映画レビュー(感想・評価)

2.512本目。典型的なアイドル映画。

2017年4月29日
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鑑賞方法:DVD/BD

関西Jr.×松竹のコラボ映画第3弾。
1作目の「京都太秦行進曲」、2作目の「忍ジャニ参上」では、現ジャニーズWESTのメンバーなどが数多く出演していたが、
今作は、今までとは雰囲気の異なるメンバーであったため、新鮮味を感じた。

全体としては、まぁ「アイドル映画にしてはこんなもんだろ」というくらい、典型的なアイドル映画だった。
ちょっとだけストーリー性もあった気がするが、いかにアイドルたちをカッコよく見せれるか、ということを重きに置いたような気がする。
もう少しストーリー性があればなぁ、と強く思った。
特に、最後のシーンはあまりにも唐突に終わってしまったからもったいない。
あと、かつら師のおじさんの声が小さくてほとんど聞き取れなかった(役だからしょうがないとはいえ)。
まぁ、アイドル映画としては平常点といったところか。

とは言いつつ、キャスト陣で特筆したいのは、やはり西畑大吾だ。
松竹とのコラボ映画に初出演にして初主演。
にしては、自然な演技でとても印象に残った。
ちょっと二宮に通ずるところが、西畑にはあるんだよなぁ。
一人だけ雰囲気が違う、というか。
さすが、朝ドラを2回出たほどの実力者だ。

あと、個人的に「いつもと違う向井康二」にも印象に残った。
彼のイメージが「うるさい」「すぐボケる」「ムードメーカー」な私にとっては、
ストイックな役の康二さんがとても新鮮味を感じた。

最後の関西Jr.全員で歌って踊るシーンは、とても良かったと思う。
華やかさとがむしゃら感が同時にあって、今の関西Jr.を象徴しているな、と。
本作は「新時代の関西Jr.」が夢を掴むまでの第一歩の映画だ。

Haru