劇場公開日 2016年4月8日

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「・誕生日にろうそくがなくて拗ねたり、5歳だから本当のことを教える母...」ルーム にあさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0・誕生日にろうそくがなくて拗ねたり、5歳だから本当のことを教える母...

2019年10月18日
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鑑賞方法:VOD

・誕生日にろうそくがなくて拗ねたり、5歳だから本当のことを教える母の話を拒絶するジャックの演技、台詞が素晴らしい
・トラックの荷台で起き上がるジャックをミラーで確認しないまま走り続けるところに少し違和感
・本当は女の子でそれが分かると子供まで犯されるから男の子のフリをさせてるんだと思った
・警察に保護された後、警察官からの質問で、母の名前や誘拐、監禁、などの単語が一切出てこない5歳児らしさ、周到すぎなさが良かった

・7年間監禁されレイプされ続けた娘に「人生が狂ったのはあなただけだと思ってるの?」って台詞はあまりに酷すぎて信じがたかった。
・存在しない犬の心配をした結果監禁されるに至った娘を前に、笑顔で犬を飼っていることを話し、少なくとも映画では相談のシーンなど一切なく、普通に飼い続けることに配慮のなさを感じざるを得なかった。
・父親の態度が世間と同じでかなりショッキングだったけど、実際多分にあり得る設定で、綺麗事ばかりを並べるのではないところが良かった

・「産まれたての子供を病院前に置いてきてもらうように頼めば良かったのでは?少なくともそうすればジャックは普通に過ごせた。あなたの選択はベストだった?」の質問は、あまりに無慈悲で、ばあばや医師がそれを支えるシーンもなく、えぐみが深かった。
・母親の自殺未遂現場に遭遇したときのジャックの演技が素晴らしかった

にあ