劇場公開日 2016年1月2日

「まさに女子版・TED。恋の葛藤を描いたR-15作品。」ベラ bella 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0まさに女子版・TED。恋の葛藤を描いたR-15作品。

2016年1月13日
PCから投稿

笑える

単純

興奮

【賛否両論チェック】
賛:〝話すぬいぐるみ”との再会がもたらすトラブルの数々を通して、お互いの関係に葛藤を続ける主人公達の姿が印象的。「TED」のオマージュシーンもあり。
否:ラブシーンやクスリのシーンがかなり多く、苦手な人には向かない。

 命の宿ったぬいぐるみのドタバタ劇を、下ネタやドラッグネタ満載で描いた作品・・・となると、やはりイメージするのはあの「TED」ですね。本作でも、本家を意識したオマージュシーンがあり、それだけでも笑えます。
 それでいて、展開は本家以上にかなりぶっ飛んでいます(笑)。片や、自分の居場所を失い、かつての親友と再び幸せな日々を築こうと暴走するベラ。片や、ヤナとの生活をベラにメチャクチャにされ、次第に追い込まれていくヴォルフガング。そうした2人の狭間で悩み、葛藤を続けるヤナ。そんな三者三様の感情がぶつかり合い、ちょっとした感動ストーリーも紡がれていきます。
 ラブシーンの多さは気になりますが、「TED」と対比しながらご覧になってみるのも、面白いかもしませんね。

映画コーディネーター・門倉カド