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1944年製作/87分/日本
配給:松竹

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映画レビュー

3.0戦意高揚意図に異を唱える担当者が情報局に居たのでは?

2021年4月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

私には、戦意高揚国策映画と称する
驚くべき反戦映画のように思えた。

ラストの息子を無事を祈る母親のシーンが
話題になる映画のようだか、私には
作品全体に反戦意識を感じた。

“陸軍省後援 情報局國民映画”という
国の制作意図からすると、高木屋の当主が、
本来は肉体も精神も国粋主義に相応しい
健康体の前提で良いはずが、
病気で戦場の最前線に立てなかった
との設定も意味深だ。また、
例えば櫻木との元寇についての言い争いで、
櫻木の、戦力に勝る元の部隊が
神風が吹かないで上陸していたら
敗れていた、との話に怒る高木屋の話は、
明らかに戦力論よりも精神論を
振りかざすことへの皮肉としか思えない。

更に言えば、皇居一礼のために
父親を看取れない息子のエピソードや、
国粋を率先垂範する父親が頑固一徹である
ことも、融通性を持つことなく破滅に向かう
国への皮肉の描写にも感じた。

よくこの内容で陸軍省が後援出来たな、
と不思議な作品に思える。
実は、木下監督の隠れた演出意図に
理解のある情報局の担当者がいて、
実質的に検閲をスルーさせたのではないか
と勝手に想像したのだが。

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KENZO一級建築士事務所

4.0陸軍省に依頼された戦意高揚を目的とした映画だ。しかし、デビュー間も...

k.k.さん
2020年5月21日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

陸軍省に依頼された戦意高揚を目的とした映画だ。しかし、デビュー間もない32歳の木下惠介監督がラストで鮮やかに裏切っている。田中絹代が演じる母親が、戦地へ向かう息子を涙ながらに追いかける。圧巻の演技。木下監督の映画作家としての矜持を見た。

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k.k.
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