陸軍

劇場公開日

42%
29%
29%
0%
0%
採点

採点する

採点するにはログインが必要です。

新規会員登録

Check-inCheck-in機能とは?

Check-in機能を使うにはログインが必要です。

新規会員登録

0/120文字

(連携設定はこちら

1944年製作/87分/日本
配給:松竹

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

U-NEXTで関連作を観る

映画見放題作品数 NO.1(※)! まずは31日無料トライアル

※GEM Partners調べ/2021年10月|Powered By U-NEXT

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画レビュー

3.0国策映画であっても反戦映画

kossyさん
2021年8月17日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 国策映画として作られた軍人一家の内容。西南戦争から、日清、日露、大東亜戦争に至る富国強兵の時代。軍人はお国のために死すことが本分だと忠君愛国の頑固一徹な持ち主の祖父。

 「男の子は天子様からの預かりもの」。軍人になることでお返しすることができるとういう妻の弁。。高木は「神風が吹かんでも元に勝っていた」などと皇国日本を信じきっていた。川に飛びこむこともできなかった伸太郎が立派な上等兵となったが、戦地に行けなかった。やがて桜木のところで息子の出兵の報を受ける高木。思わず受話器を置いてしまうユーモラスな一面も見せるテクニック。

 そして出陣式。涙が出るからと見送りに行かない母親田中絹代であったが、もう2度と会えないことを思うと居た堪れなくなって駆け出して往く。出征の行進を続ける軍隊の中に息子の姿を見つけ、みつめあう母息子。

 何度も頷きあって別れを悲しむ母親のシーンは何とか軍の検閲をくぐり抜けるが、木下監督は軍に睨まれることとなった・・・立派な軍人に育てあげ天子様に子をお返しすると言っても、心の中では息子を死なせたくないという母親本来の気持ちを如実に表している。評価は平凡になるが、木下監督の強い思いを感じる作品だ。

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 1 件)
kossy

3.0戦意高揚意図に異を唱える担当者が情報局に居たのでは?

2021年4月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

私には、戦意高揚国策映画と称する
驚くべき反戦映画のように思えた。

ラストの息子を無事を祈る母親のシーンが
話題になる映画のようだか、私には
作品全体に反戦意識を感じた。

“陸軍省後援 情報局國民映画”という
国の制作意図からすると、高木屋の当主が、
本来は肉体も精神も国粋主義に相応しい
健康体の前提で良いはずが、
病気で戦場の最前線に立てなかった
との設定も意味深だ。また、
例えば櫻木との元寇についての言い争いで、
櫻木の、戦力に勝る元の部隊が
神風が吹かないで上陸していたら
敗れていた、との話に怒る高木屋の話は、
明らかに戦力論よりも精神論を
振りかざすことへの皮肉としか思えない。

更に言えば、皇居一礼のために
父親を看取れない息子のエピソードや、
国粋を率先垂範する父親が頑固一徹である
ことも、融通性を持つことなく破滅に向かう
国への皮肉の描写にも感じた。

よくこの内容で陸軍省が後援出来たな、
と不思議な作品に思える。
実は、木下監督の隠れた演出意図に
理解のある情報局の担当者がいて、
実質的に検閲をスルーさせたのではないか
と勝手に想像したのだが。

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 2 件)
KENZO一級建築士事務所

4.0陸軍省に依頼された戦意高揚を目的とした映画だ。しかし、デビュー間も...

k.k.さん
2020年5月21日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

陸軍省に依頼された戦意高揚を目的とした映画だ。しかし、デビュー間もない32歳の木下惠介監督がラストで鮮やかに裏切っている。田中絹代が演じる母親が、戦地へ向かう息子を涙ながらに追いかける。圧巻の演技。木下監督の映画作家としての矜持を見た。

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 1 件)
k.k.
すべての映画レビューを見る(全3件)
関連DVD・ブルーレイ情報をもっと見る