劇場公開日 2016年3月5日

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「〜変〜」ロブスター CBさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5〜変〜

2018年6月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

「ひとつの制約を、常識をはるかに超えたところまで強調すると、その状況下で暮らす人間たちには、際立ったことが起きる」という話を上手に撮る監督。ひと言で言えば、変な監督、変な話ばかり撮る監督、だ。
この映画では「人間は、男女カップル(対)であるべき」という点を非常識なほど強調した世界について描かれる。
独身男も独身女も、4週間で相手を見つけられなければ動物にされてしまう。一人ものたちは、男も女も、カップルになるためにあるホテルに集合して相手を見つけあうことができる。だが、もちろんうまくいかない者もいる。そうした者たちの中には、ホテルを逃げ出し、野営しながら、「カップル(対)になることを決して許さない世界」を築く者も出てくる。
主人公は、ホテルでは相手選びに失敗する。脱走した外の「対になることを決して許さない世界」では、皮肉にも愛し合える相手に、出会う。さて、どうなるか、という話。

日常とかけ離れた世界の話なのだが、その世界も見かけは現実の世界と変わらないので、こちらの世界との接点を感じてしまい、なんだか気持ち悪い。
あちらの世界では、同じ病気や同じ障害をもつと、つながりやすい利点と強調され、鼻血が出やすい娘とカップルになるためにムリヤリ鼻血を出す青年の話が進む。そして主人公と相手の女も・・

しかし自分の目をナイフで刺せるだろうか・・いやあ、いかれた監督だ。つげ義春みたいのものだな。

CB
CBさんのコメント
2024年4月23日

あはは。そうかも

CB
talismanさんのコメント
2024年4月22日

~変~な映画は人を引き寄せますね。~変~な人は人を呼ぶかなあ。変具合によるけれど、変な人は多くてそれが普通なのかも!

talisman
琥珀糖さんのコメント
2024年2月17日

コメントありがとうございます。
めっちゃ変な映画でしたね。

コリンは目にフォークを刺すのをやめてレイチェルの前から
姿を消すんでしょうか?
消しそうでしたね。
ただ見える目で恋人を助けてあげてほしいですね。2人とも失明したら、
何もできなくなりますものね。
(多分そう言う温情はかけない監督ですね)

琥珀糖
かいりさんのコメント
2020年5月7日

『聖なる鹿殺し』、ズドンとくる映画でした。

かいり
CBさんのコメント
2020年5月6日

"カンヌ" の "ある視点" のさらに "審査員特別賞" なんですね。それは面白そう、というか、必ず「変な映画」ですね。ご紹介、ありがとうございます。

CB
ワンコさんのコメント
2020年5月6日

宇多田ヒカルが、この監督の、フレンチアルプスで起きたこと、って作品を勧めてました。

ワンコ
CBさんのコメント
2020年5月4日

俺も観たいです

CB
2020年5月4日

CBさん、こんにちは✨確かに「変」ですw
変でクセもあった「女王陛下のお気に入り」が楽しめたのでこの監督作品観たのですが、それ以上でした😅
さて「聖なる鹿殺し」観ようか迷い中😓

巫女雷男
近大さんのコメント
2020年5月4日

よくこんな奇想天外な話思い付くと思いました。

近大