劇場公開日 2016年1月12日

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「忘れてはいけない自然への畏怖。痛感させる荘厳な存在。」神なるオオカミ 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5忘れてはいけない自然への畏怖。痛感させる荘厳な存在。

2016年2月7日
PCから投稿

悲しい

怖い

寝られる

【賛否両論チェック】
賛:大自然の中で気高く生きるオオカミ達と、彼らと向き合い続ける主人公達の姿を通して、自然への畏怖の念を改めて抱かせてくれる。
否:どうしても似たようなシーンが続くので、飽きてしまうとつまらないかも。オオカミが獲物を殺すシーンなんかもあり。

 まるでネイチャードキュメンタリーを観ているような、オオカミ達の自然かつ荘厳な雰囲気に、思わず魅了されてしまいます。決して何者にもなびかず、誇りを持って生きているその姿が、改めて大自然に対する畏怖の念を感じさせます。
 一方、慣れない大自然の中での生活に戸惑いながらも、オオカミの魅力にとりつかれ、その存在と最前線で向き合おうとする主人公の姿も、熱いものを感じさせてくれます。
 命の尊さや、生きることの厳しさなんかも、併せて考えさせてくれるような、そんな奥深い作品となっています。

映画コーディネーター・門倉カド