「士気がこれ程までに大切なのか?」ウッドローン 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5士気がこれ程までに大切なのか?

2020年6月28日
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鑑賞方法:VOD

萌える

アラバマ州バーミングハム、人種隔離が激しい街として戦後有名となった。
1973年、白人黒人共学となったその街に在るウッドローン高校アメフト部の話である。(一部実話に基づく)

トニーという1人の黒人青年の軸はあるものの、不調和音絶えないチーム全体が監督と1人のある男により纏まり始めて行く話に面白味を感じた。

また、白人黒人問わず社会的な外的圧力があるものの、変わろうとするアメリカ人の姿を綺麗事無しに描いている点は共感が持てた。

神や教会の話、聖書も取り入れ人間の事を愚かさ含めてより深く感じ取れる所も良い。

士気を高め、勝負に挑む。
心を1つに、チームや人種関わらず。
人は変わろうと思えば変われるのだ。
チームから応援する人々や他学生へ、そして街へ、他のチームへ伝染、そして、、、、。
高校生の試合に4万2000人の観客は凄い。

良い映画なんだけど、今のアメリカ情勢を観るとそんな事も忘れてまた差別問題やら何やらでマイナスに動いちゃってる感がねぇ〜💦歴史で築いて来たものを大事にできないのかね?君らは😓

また、アメリカにとってスポーツとは人種問わず社会的に心を一つに出来る役目を持つ重要な物だと言う事も実感できる。
「今一度この映画などで心を一つにする士気を高め、プラスに動いたら如何でしょうか?」と現アメリカ国民に訴えたい映画だ🇺🇸

巫女雷男