劇場公開日 2016年7月30日

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「想像力が人にとっていかに大切か」ちえりとチェリー ローチさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0想像力が人にとっていかに大切か

2019年2月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

人間の想像力がいかに大切なものかをめぐる人形アニメーション。イマジナリーフレンドは、小さい頃には誰もが持ったことがあると思うが、それが生きる力を与えてくれ、少女の成長に欠かせないものであることを、さわやかに描いている。「500ページの夢の束」や「ブリグズビーベア」などにも共通する要素がある作品かもしれない。
人形アニメーションの実在感、活き活きとしたキャラクターに心を奪われる。そこにないものを想像する力とというテーマと、無機物に命を与えるアニメーションという手法がこれ以上なくはまっている。躍動感あるキャラたちの動きに本当に生きているのではと思わされる瞬間が何度もあった。54分しかないのが惜しい。このクオリティで長編をぜひ作ってほしい。

脚本の島田満のやさしい語り口も本作のテーマにぴったりだった。魔法少女ものを数多く手がけた氏のセンスが存分に活かされたと思う。早すぎる死が惜しまれる。

杉本穂高