劇場公開日 2016年7月30日

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ケンとカズのレビュー・感想・評価

全29件中、1~20件目を表示

4.0二つの魂が熱くドリフトする様に圧倒される

2020年10月30日
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ふたつの魂の軌跡が渾身の筆圧で綴られた裏社会の友情ドラマだ。もともと短編作品からスタートしており、そこで育んだ物語の核となる魅力はそのまま受け継ぎつつも、いざ完成した長編版はまた新たに生まれ変わったような独自の人間描写、スケール感、語り口、表現性を獲得。作り手がいかに本作を大切にグレードアップさせたかその心意気や覚悟のほどが感じられる。性格や価値観が根本的に異なり、口を開くと言い争いばかりのケンとカズ。しかし車の修理工場を隠れ蓑にドラッグビジネスを拡大させる中で、各々の抱える人生の悩みが露呈し、徐々に人間ドラマとして側面が迫力を増すことに。ここで彼らの真の友情が試される過程の描き方が初長編とは思えいないほど熱く、見応えがある。また、車の運転席と助手席といった極めて狭い空間を使ってのアクションやカメラワークにも唸らされるばかり。この監督がこれから一体どのように化けていくのかが非常に楽しみだ。

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牛津厚信

3.0【負の連鎖と腐れ縁】

2023年10月17日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

難しい

■悪友であるケン(カトウシンスケ)とカズ(毎熊克哉)は、自動車修理工場を隠れみのとしながら覚せい剤の売買で金を稼いでいた。
 ある日ケンの恋人・早紀が妊娠し、ケンはまっとうな人生を歩もうとするが、一方のカズは認知症で且つて自分に暴行を繰り返していたの母を施設に入れるために金が必要で危険な行動に出てしまう。

◆感想

・殺伐とした映画であり、救いがない気持ちになる。

<カトウシンスケも毎熊克哉も、藤原季節も今や邦画の中堅どころとして貴重な存在であるが、この頃は余り作品を選べなかったのかな。
 ストーリー展開が粗いし、演出も洗練されていないかな。>

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NOBU

3.0逃げ出せない繋がり

2021年12月15日
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鑑賞方法:VOD

地元の抜け出せない嫌な繋がりを思い出しました。
先輩、後輩。
金。
ドラッグ。
恋人。
家族。
側から見ればさっさと逃げれば良いじゃんと思うのだけど、
当事者はがんじがらめで逃げれなくて、
この状況下でどうにかしようとする感じ
生々しくリアルで
嫌ぁな空気感が伝わりました。

こうなるしかないよなと言う終わり方だったので、
救いが欲しかった気もしました。

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奥嶋ひろまさ

4.0やりきったハードボイルド作品。

2020年9月7日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

怖い

興奮

カトウシンスケ氏優勝~~!!以前から好きでしたが、今作のカトウ氏の眼にはやられました。藤原季節氏もようやく顔を認識した。カメラが天才的だなぁぁ

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みな

3.0ケンとカズの魅力

2020年4月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

自動車工場で働く裏でシャブの売人をしているチンピラのケンとカズ。事情を共に抱えたまま将来を不安視していた。
シャブ抗争も絶えず金も必要になって行き、敵対する相手と手を組もうとするカズだが、ケンの方はやがてシャブの世界から足を洗おうと考え始める。

チンピラの枠でシャブの売人の世界観を堪能させてくれる映画としては面白い。家族を中途半端に絡ませるのもまたいい。

ただ、面白く魅力感じるのはケンとカズ、その後輩ぐらいで敵対する売人や仕切っているヤクザに魅力を感じない。
ヤクザNO.2のカッコ悪さ演技素人さには笑う。
また、殺傷の描写もブレなどでごまかし。

乗れる車が全てレンタカーと言うのはカッコ悪い。大手では無い制作会社の作品としては良作の部類に入るのだが、製作裏側を観てしまうとカッコ良さも失われそうな映画だった。

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巫女雷男

3.0市川ノワール

2020年4月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

市川といっても塩浜とかあまり行かない地帯で本八幡の街とかは出てこないです。小路監督の長編デビュー作品としてはよくできてます。なにしろ今やブレークしている毎熊克哉を世に出した作品としても貴重。ノワールもので初めてチャカが全く出てこない作品をみました。
低予算だけどリアリティがあります。個人的に高野春樹の組長役が良かった。次作も期待です。

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トシくん

3.5今となっては有名になってきている俳優さんで勉強がてら鑑賞した。思っ...

2020年3月29日
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今となっては有名になってきている俳優さんで勉強がてら鑑賞した。思っていたより良かった。それぞれの人としての守るべきものへの正義みたいなのがちゃんとあってよかった。

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おれ

3.5面白いんだけど何かが足りない

2020年3月15日
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怖い

興奮

何が足りないのか分からないけど...っていう感想はなかなか抱かないのだけども。
シャブ売りは誰が先導して始めたのか?とかケンとカズの友情は昔はどうだったのか?とか、その辺を入れ込んでいく事でよりつまらなくなる可能性もあったと思うのだけど、あまりに無すぎて、世間で言う友情というものをクライマックスの尺度にするしかないという所が食い足りないような気もした。

首上のアップが多くて海外ドラマみたいに見えるってのもあるのかな。まぁ、リアルアンダーグラウンドの存在感を顔とか目で表現するっていう狙いからすると120点だと思うんだけど。
2人のキャラの描き分けを分かりやすく、子供ができた事=父親と痴呆の母親との腐れ縁=ガキと2分した事は良いと思うのだけど、ちょっと中身が類型的だったかも知れない。嫁はもうちょい綺麗なほうが良い。

覚醒剤が具体的にどんな風に作られてどんな人たちがそこに関わってという部分はとてもリアルだし、底辺で翻弄される人たちが追い詰められていく活劇としてとても面白かった。

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ニックル

4.0毎熊克哉スゲエ

2020年2月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

2020年2月15日
#ケンとカズ 鑑賞

#毎熊克哉 の存在感というか目力ハンパないね。それだけでも見る価値ある映画です。最近は、朝ドラとかラブコメドラマでお医者さん役とかやってますけど、こっち系の役をもっと見たいですね。
ヒリヒリ系の映画好きにはオススメです。

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とし

4.0知らない役者さんばっかり

2019年8月22日
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鑑賞方法:映画館

でもみんなかっこいい!
藤原季節さんが好き!

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ピーチ姫

3.0シャブはやめましょう

2019年6月24日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 無名の俳優がしぶい演技を見せてくれた。シャブ売りという反社会行為もあまり表には出ず、喧嘩ばかりしている内容だったが、所詮は覚醒剤の売人のチンケな物語。ケンには同情できるものの、他は単なるヤクザみたいなものだった。

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kossy

4.0あともう少しで、語り継がれる名作になる。

2018年4月18日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

怖い

興奮

映画.COMの予告で出会い。そこから数年見る機会に巡り合わなかった。(とうに劇場公開は終わっていて、ネットフリックスなどにも公開なかった為)どうしても本作を見たくなりブルーレイを購入。

予告編から想像を膨らませ、期待してみてみたが・・・。

物語が一方方向からしか映していない事に少し惜しいなという
印象。正確には違法薬物、暴力、反社会とのつながり、恋人の妊娠、母親の痴ほう症と多面的であるようにも見えるが。

例えばそこに主演俳優の日常風景が見えるシーンを追加してみてはどうだろう。

お風呂でも、キャバクラでも食事のシーンでも良い。
更にいえば路上や職場以外での後輩と絡むシーンでも良い。
さびしい風景でも、にぎやかな場所でも景色でも良い。

この作品は本当に傑作なので数年間も編集にかける時間があれば
あとから風景を差し込むなんて簡単なことではないか。

その簡単な事で物語に深みが増すのであればぜひやっていただきたい。と文句ばかりだがこの作品が僕は本当に好きだ。

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高田バンバ

3.5生々しい。

2017年12月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

すぐそこにありそうな世界。生々しいかった。

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Keita

2.5面白そうだったけど

2017年12月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ヤクザが怖くない。

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ken

3.5生きるとは、少しでも良く生きること

2017年11月26日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

笑える

幸せ

起業するなら破産を、意見を通したければ反対を、告白するなら失恋を、つまり正反対の事態を覚悟し、むしろ気持ちの面では、そうしたいかの様に行動する事もある。生きるとはいかに死ぬかだと説く葉隠の精神が、私達に染み込んでいるかもしれない。本作は重いが、人の背中を押す。生きるとはより良く生きる事であり、悩みの中にいないでさっさと行けと。

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ひろち

3.5悪友

2017年10月31日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

怖い

ケンとカズはチンピラの悪友で、やくざの覚せい剤販売の下請けをしながら、ちょろまかして小遣い銭を稼いでいた。
ケンは同棲している彼女が妊娠したため、将来を考え始めていた。
カズには認知症の母親がいて、うつ状態で暴力的なっていた。
もう少し大きく儲けようと、敵対するやくざの覚せい剤に手を出したため・・・。
知らない俳優ばかりなので、妙にリアリティがある。

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いやよセブン

1.5小路

2017年6月19日
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凄く面白そうだっだんだけれど、今ひとつ乗れず。なんか、シャブのリアリティに欠けるのが決定的なような。ケンタとジュンとカヨちゃんの国の方がまだ何者かではあったし、三池崇史のブルースハープとか日本黒社会LEY LINESとか、柳町光男のさらば愛しき大地とか、地方×シャブ×若者が2000年代にどんだけ薄まってるつーか、マイルドになってきてるかっていう。葛西とか浦安あたりの江戸川沿いみたいなとこ。

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ssspkk

3.0クズとカス

2017年5月27日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

クズは妊娠した彼女のため
カスは痴呆症の母のために金が必要
ワケアリのふたりは
ヤクザをあざむいて金を作ろうとするが
まぁうまくは行かないね
だんだんハマっていく様が見ていて辛くなる

カズのカスっぷりがたまらなく愛おしい

2人の間に友情とか絆がどの程度あったのかが描かれてなく
最初の方はいがみ合いながらなんでコイツらつるんでんだよ思ってた
中学時代の先輩のヤクザもしかり

最後はどう話しを落とすのか引き込まれた

誰も彼も不幸な救いようのない話

カスのカズだけど根はいい奴が僅かに見られた気がして虫唾が走った

たまらなく愛おしい

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やま

4.5とてもよかった

2016年11月11日
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鑑賞方法:映画館

カズ役の人の顔がいい。

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うんこたれぞう

4.5生々しい

2016年9月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

どうしようもない男達が、すぐそこで生き様を晒している、 生々しい感じでした。

二人でいると最強な気分になれる、そういう相手に出会えた幸せ、不幸せ。
主演のカトウシンスケ、毎熊克也をはじめ、個性の立った「いい顔」揃いでこういう人達がいるとしか思えない、見事だと思いました。

とっぽい後輩、テルの存在感も良かったです。全体にくすんだトーンで女性達も淡い印象の中、活気と華を添えて藤原季節が好演でした。
地回りヤクザチームも印象深く、特に組長側近の彼は妙にチャーミング。
音楽は控えめで作品の息づかいをかき消さず良かったです。音にとても気を使っていると思いました。

上演後、毎熊克也と小路鉱史監督の舞台挨拶がありました。照明には特に気を使ったそうです、なるほど。
学生時代からの映画仲間、互いにどんどん進化して楽しませてください。

2016.9.10. 福山駅前シネマモード

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グッドラック