ニューヨーク 眺めのいい部屋売りますのレビュー・感想・評価
全94件中、21~40件目を表示
ニューヨークへの愛
老夫婦が素敵で彼らの気持ちが分かります。モーガンがラストに怒って住み替えのマンションを買うのをやめたのはワガママではありません。ラストシーンでテレビを賑わせていた橋の渋滞の原因を作った若者は、イスラム教徒というだけで、テロリストに間違われたのに、その若者への同情や共感がなく、頭を銃でうちぬけと言っている売主や周りの人々の感覚に怒りを感じたんだと思います。それは老夫婦が愛していた多様性があり優しいニューヨーカーとは違う拝金主義的ニューヨーカーです。だから、老夫婦はまだまだ自分達が愛したようなニューヨークの暮らしを続けたいとさりげなく伝えています。
愛着 vs 利便性
老後の住まいをどうするのかは、高齢社会においては切実な問題です。それについて、ユーモラスにドタバタ劇として描かれ、肩の力を抜いて見られる映画として仕上がっていました。
40年前に購入した集合住宅の家から見える景色はよく、近隣住民との関係も良好。まちは常に更新され、見知らぬ人や最新のお店は増え続けるが、それはそれで刺激的で楽しんでいる様子。とても愛着を感じています。
一方で、エレベーターのない家のため、毎日4階分を階段で上り下りするのが、加齢とともに徐々に辛くなってきています。また、愛犬の通院にもタクシーを使わなくてはいけないし、老犬であるため、調子が悪くなるたびに治療費がかさんでいます。画家である主人公の作品も売れなくなりつつあり、将来的な生計にも不安を覚えている様子です。
このような暮らしの状況の中で、引っ越すべきか暮らし続けるべきかを問い続けます。
ほっこり
仲介役のリリーの「くたばれ!」と中指立てるシーンには思わず吹き出した。
仲良しじじばばの数日間のドタバタを描いた映画だけど、なんだかほっこりさせられた。
私も手放したくない、眺めのいい、お気に入りの部屋を見つけられたらいいなぁ
今ある大切なもの
エレベーターがなくたって、階段を上ることを目標に頑張れる。
なぜなら、その家には大切なかけがえのない想い出が沢山詰まっているから。
これほどの幸せは他を見たってどこにもない。
『眺め』と表現しているけど、そこにはいろいろな思いが込められているように思う。
犬だって“年老いてしょうがない”と言っていたモーガンフリーマンだったけれど、その犬にまつわる想い出を回想すると、それはとてもかけがえのないもので失ってはいけない、と気づかされる。
隣の芝生が青く見えたり、他人と比べて自分がいかに幸せであることを忘れてしまいがちだけれど、それを思い出させてくれる素敵な作品だった。
ダイアン・キートンが素敵
ダイアン・キートンの映画は、どれも好き。
この映画のストーリーはシンプルだったけど、ほっこり心温まる映画だった。
映画だとはわかってるけど、あんな風にパートナーと歳を重ねられたらいいなぁ。
ほっこり
素朴な老夫婦が40年間の思い出が詰まった家を売るという、これといって特徴がある物語ではないんですけど、どこか優しげで人生の余裕みたいなものがあって老夫婦の生活の一部を垣間見ているような作品でした。
内覧に大勢の人が来るんですが中でも好きだったのは眼鏡をかけた少女です。
アレックスとはお爺ちゃんと孫程の年の差なんだけど大人な会話をしている雰囲気が微笑ましかった。
全然関係ないんですが、お恥ずかしながらLPレコードのLPがロングプレイだと初めて知りました(笑)
この夫婦は黒人と白人の老夫婦で若き日の苦労なども描かれているんですが老いても仲睦まじく、ちょっとした幸せが伝わってくるほっこりする作品だったと思います。
やはり名優
夫の妻との懐古エピソードに愛を感じずに
いられないハートウォーミングストーリー。
夫から妻に引退のプレゼントで犬をあげたときのこと。
その犬がヘルニアになり、手術が必要に…
出来ることはしてやりたいと妻は泣く。
お金を心配しつつ何でもしてやると最後は言う夫。
出会ったときのこと、結婚したときのこと
家族からの反対、色んなことがあったと2人は
住んでる家がエレベーターが無いので年とともに
暮らしにくくなったため家を売り新しい家を
エレベーターのある場所へ越そうと試みるが…
夫は今の家からの眺めと妻との生活を愛でていたく
売ったり買ったりすることに賛成だったり
反対だったりする。そんな日のストーリー。
周りに惑わされない審美眼や自分の本当に望むもの
年とともに経験とともに身につくのだろうと
思いました。一度は見ておきたい映画ですね。
夫婦について
家の売買を通して夫婦の生き方などを見直す映画。まだ結婚してないけど、夫婦っていいな、と思った。
モーガン・フリーマンのような大事なときにちゃんと決断する姿勢、かっこいいと思う。
歳を重ねるということの魅力にも気付かされる映画でした。
とても好きです。
ほっこり安心して見れる映画
モーガンフリーマンの出る映画に駄作なし!だと思っているので、迷いもせず見た映画。
特別すごいことが起こるわけでもなく、ほぼ日常に近いのに、良い映画なのはすごいなあ。
とっても素敵な夫婦愛が描かれていて、結婚したくなった。
どこですむか、大切なものは何か。
やっぱり若者が出演している映画には、わからない大人の価値観の良さがある。「本当に大事なものは何か」お金とか、不安とか、そういうことじゃない、今、どんなところで、どんな生活がしたいか。それができている今、僕の幸せはそこにあっていいと思うし、彼らの幸せもそこにあった。周りから「このままでいい?」なんて言われなくていい。自信を持て、大丈夫。子どもができなくてもいいじゃないか。
ほっこりしたい時に
良い映画です。
長年連れ添った夫婦の素朴な愛情を感じ、ほっこりできます。
ストーリーは、老夫婦がエレベーターのないマンションを売ろうとする、それだけ。でもモーガンフリーマンとダイアンキートンの演技が素晴らしい!
この二人でなければ、こんなに暖かい良い映画にはならなかったでしょう。
ダイアンの相変わらずオシャレなコーディネート、お部屋や景色の素晴らしさ、映像のセンスの良さ。
○○賞受賞作!とかはないですが、観る人を選ばず、オススメできる映画です。
そうそう、アメリカで家を売るときってあんな内覧会みたいのをするんだ〜〜へぇ〜っていうのも、新鮮で面白かったです。
レビュー
売れない画家とその奥さんが部屋を売ります!!売りますよ!!しかし、売ることを通して今まで当たり前にあった大事なものに気づいていく話。ただ、特になにかあるわけでもなく、終始のんびりだが騒ぎながら話が進んでいく。最後は…謝ろ。笑
夫婦の愛は永遠
長々としてるけど、見れちゃいます。
グルグル回って元の場所へ
喧嘩の絶えない夫婦!笑
でも、2人ともなんか可愛い☆
夫婦のあり方とは。を、考えさせられる素敵な映画でした。
ダイアン・キートンってお幾つなのかしら。すごくキュート☆
舞台がNYだけあって、街並みや部屋、ファッションなど、オシャレでした。
この映画を見て、わたしも生涯を共に歩める素敵な方に出会いたいなーと思いました。
のんびりとやり過ごす喧嘩
ほんの少しの平凡な幸せや人生を、一つの報道ニュースで視点を反らしながら展開していく構成が秀逸。
原作小説は読んでいないが、映画の端々で小説を読んでいるかのような気分になる程、自然な流れのあるストーリーだった。
ラストまでほっこりした単調な流れが「ジェットコースターのような」と語る演者の背後からも感じられる点に、安心感を覚える。
全94件中、21~40件目を表示