細い目のレビュー・感想・評価
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ジョン・ウーと李小龍、そして『恋する惑星』
クローゼットを開けると金城武の写真がいっぱい貼ってある。金城といえば日本語、台湾語、北京語、広東語、英語を駆使するマルチリンガルな俳優だ。そんな少女オーキッドはマレー系で、マレー語、英語が堪能だし、北京語も勉強中。とにかくマレーシアではバイリンガルが当たり前の社会なのです。“プラナカン”という言葉も登場し、多民族国家となった経緯を軽く学ばせてもらいました。
民族の違いはあるけど、差別の描写はほとんどない。オーキッドと中国系ジェイソンはデートするものの、ファストフードばかり。イスラム教で禁止されている肉という障害もあるが、ジェイソンは魚肉の方が好きだというから、宗教上の問題も解決か・・・
ジェイソンの友人キョンも映画好きで、なにかとオーキッドと気が合いそうだった。しかし、ジェイソンには“初恋”だという絶対的自信もあり、キョンはフォローに回るのです。そんなジェイソンとキョンは裏稼業でやばい立場にあったので、やがて彼らには暗い展開も訪れる。
なんだか日本映画でも似たようなプロットがある気もしたのですが、他民族、異文化・異言語という独特な背景はマレーシアならではのもの。純愛かと思えば、ジミーの妹との関係を断ち切れない弱さも見せるし、すべて寛容の精神がなす愛なのか。雰囲気に飲み込まれそうになってしまいました・・・
環境最悪
アップリンクで鑑賞
オリジナルはフィルムで撮影してるのに、デジタルになってるせいで、映像の情感が全部消されてる
英語、日本語のダブルの字幕がついてるのはしょーがないとして、
日本語の字幕が、明るい映像に重なった時に何も見えなくなるのが致命的
ずっと我慢してたけど、最後の大事なシーンで内容を知りたい時にそうなって、発狂しそうになった
見終わったあと、クレームを言おうとしたが劇場のせいでは無いと思い、とどまった
そんなこんなで終始映画に集中できなかった
そんなイライラで見てると映画も良くないように思えてくる
使い古されたストーリーで、一昔前の日本のテレビドラマに、国籍、宗教、貧富の差を入れてるだけ
フィルムで、あるいはちゃんとフィルムの良さが反映されたデジタル映像で見れたらもっと高評価です
これで、1800円はあまりにも高すぎる
家で見る方がまし
あと、劇場内寒すぎる
普遍的ドラマinマレーシア
対立する家やグループ、階級を超えた恋愛ほど描かれ続けてきたテーマもないでしょう。
ロミオとジュリエット、ウェストサイドストーリーもそうですね。
さて、本作も正統を受け継ぐ作品です。
それだけでなく、過去の名作の影響が、明示的にも、暗示的にも見てとれます。
本作は、言ってしまえば、ザ・王道ドラマを多民族国家であるマレーシアを舞台に描いた、という映画です。
レビューの評価は高いし、受賞もしてるし、悪い作品ではもちろんないのですが、脚本、演出ともに未熟さや甘さが目につきました。早世したために、残された作品も少ない、日本の血もひくムスリムの女性監督の作品、色々な要素があって、2019年の東京でも、観客は入ってました。でも、ごめんなさい、平凡な作品だと感じました。
唯一、主演のシャリファ・アマニは可憐だし、ラストの演技は神がかっています。
人が恋に落ちる瞬間
ヤクザの下でコピー映画ソフトの露店をしている中国系青年リーは、裕福な家庭で育った金城武ファンのマレーシア人少女オーキッドに一目惚れして、恋に落ちる。
オープニングのクレジットやタイトルなどが手書きのアニメーション風に始まるところから引き込まれる。
民族と宗教の違いを感じさせる過程やお互いの家族の描写、複数の言語での会話などのマレーシア独特の雰囲気も興味深い。
初のヤスミン・アマドフ監督てあるが、独特のテンポ感に最初は途惑うが、全体に明るいユーモアを交えて進む演出も上手い。しかも普遍的な暴力の影もきちんと感じさせるところなども巧みである。
劇中で交わされる映画話にジョン・ウーの「男たちの挽歌」や「ブロークン・アロー」などの映画秘宝的タイトルが並び親近感。
少しカラーバランスを崩した色調と淡い彩度の映像から見えるマレーシアの日常描写も美しい。
悲劇のラストだか、なんとも云えぬ余韻もありとても心に残る。おススメです。
監督のやさしいまなざし。
マレー語、福建語、英語、北京語が乱れ飛ぶ多文化社会の複雑さ。おっとりと暮らすマレー系のオーキッド一家。緊張感のある環境のジェイソン。ペラナカンの流れをくむ彼は普通の中国系とも違うメンタリティを持つ。それらを温かく描く監督の目線が最後のアクシデントまでやさしく包む。
マレーシアっていい所だと思わせてくれる良い映画だった。
映画(2004年)では髪を覆うトドンを見なかったがイポーではあんな環境だったのでしょうか。
アジアの風景と街並、そして家族の描写
イメージフォーラムのヤスミン・アフマド特集にて観賞、
「ムクシン」「細い目」の順に観られて良かった。
アジアの風景と街並、そして家族の描写が素晴らしいですね。
ただどうしても頭の中で田村淳が浮かんで、、
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