「チミチャンガのお時間です!」デッドプール しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
チミチャンガのお時間です!
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デッドプール・シリーズ第1作。
"X‐MEN" シリーズ通算第8作。
通常スクリーンで鑑賞(字幕)。
原作コミックは未読。
R指定ならではの過激なグロ描写と下ネタが混在し、第四の壁を軽々と飛び越え、ユーモアとおちゃらけのセンスを忘れず延々喋り続けるデップーの姿は、ヒーロー映画の枠に捕らわれず、昨今氾濫する同ジャンルに間違い無く一石を投じている。
キレキレのアクションと共にその活躍は縦横無尽。不死身なのでどんな無鉄砲もなんのそのなのが楽しい。敵の首や腕が飛ぶのは当たり前。脳みそ噴き出すのも当たり前。それが日常茶飯事なヒーローはこれまで無かったので、かなり斬新でした。
MCUへの皮肉や、ライアン・レイノルズ自身が演じた「グリーン・ランタン」を揶揄する発言が笑えました。恐るべき自虐。他のX‐MENメンバーが出て来ないことを「予算が少ないの?」と言ってのけちゃうところも最高過ぎた。
X‐MENのコロッサスやメガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッドも巻き込んでの最終決戦が圧巻でした。
キャラ立ちまくりでやり取りに笑いが止まりません。コロッサスの委員長キャラも良いですがドーピンダーが好き。
いいかげんな感じに見えても、その実ハートはめっちゃ純粋なデップーに感動したりしなかったり。冒頭のモノローグで、「この映画はラブストーリーだ」と発言していましたが全くその通りで、ヴァネッサとの愛の物語になっており驚きました。ふたりの愛情の美しさに惚れ惚れとしました。
[以降の鑑賞記録]
2018/10/07:Blu-ray(字幕)
※修正(2024/04/13)
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