劇場公開日 2015年10月31日

「犬に好意を持っているならば楽しめるでしょう」犬に名前をつける日 SHさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0犬に好意を持っているならば楽しめるでしょう

2015年11月7日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

楽しい

あらゆる犬の表情や動きが色々観察できて楽しかった。
動物を保護して殺処分させない活動に感服したし、福島原発周辺にいた動物の実情を目の当たりにし今更ながらに涙した。
ドラマとドキュメンタリーが見事に融合していて、この映画にとってベストな手法だなと思った。原作があるようだけど、タイトルが非常にいいなと思う。
犬はペットショップとかで、お金で買うようなもんじゃ無いと、当たり前のことを気づかされた感じがする。売り物じゃ無い。飼たければ動物保護センターで譲って貰えばいい話。でも、果たして犬にあなたが選ばれるかどうかわからないけれど。
買う場合だってそう、あなたは自分が選んで買おうとしているだろうけれど、ちゃんと犬から選んでもらわなければ育てていけるわけは無いはずだ。

制作的な観点から一つ気に入らなかったものがある。それは音楽。ハートフルを誘導しすぎなようにしか感じない。もっと映像に合うような音の選択をして欲しいと思った。まぁ、特筆すべきことでは無いけど、個人的な感想として記録。

SH