「映画好きほど好きになる作品。」ぼくとアールと彼女のさよなら ジンジャー・ベイカーさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0映画好きほど好きになる作品。

2017年11月24日
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鑑賞方法:DVD/BD

幸せ

笑える

たまたまTSUTAYAにて本作を発見し、鑑賞。ここ最近では一番好きな作品となった。
ストーリーは主人公の青年が白血病に苦しむ少女と親しくなり、徐々に主人公が変わっていくというもの。
まず、ストーリー自体が自分の好みであった。青年と少女の親はどっちもどこか変だし、主人公もユーモアはあるけど、ひねくれてる。そんなキャラがそろっていてコメディ要素もあって、とても見やすいのにヒューマンドラマ要素もあって、じわじわと心にしみる映画であった。主人公がオマージュ映画の製作をしていることもあって、映画好きの人なら笑えるシーンもたくさんある。
ラストに迫るにつれて主人公の心の変化が見えてきて、コメディ要素は消えてくる。でも、そのメリハリも良かったし、主人公の語り口調もストレートに響くものがあった。
ラストシーンでは思わず涙が溢れた…
音楽、カメラワークなどの演出面も申し訳なく、ハートフルな青春映画としてかなり見やすい作品であった。

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ジンジャー・ベイカー