「やんわり時間は流れるのである」彼女はパートタイムトラベラー kalichan88さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0やんわり時間は流れるのである

2015年7月10日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

コリン・トレボロウは「ジュラシック・ワールド」の監督。この映画が彼の初長編監督作品で、この後すぐ「ジュラシック・ワールド」の監督に抜擢されたんだから、ハリウッド映画界というのはよく分からない。

シアトルの雑誌でインターンをしているダリアス。記事として「一緒にタイムとラベルをしてくれる人募集」というクラシファイド広告の真相を突き止めて書く為に、先輩記者ジェフと同じくインターンのアーナウの3人で掲載者が住む田舎町へ行く。ダリアスは徐々に広告掲載者ケネスに近づき、タイムトラベルの為のノウハウや訓練を受けることになる…。

登場人物それぞれに、人生の途中の課題らしきものがあり、この田舎町に居る間にそれが明るみになり何らかの形で昇華されていく。上手く書けた脚本で、可愛く仕上がっている。終わり方が途中で見えてくるが、個性豊かな登場人物のお陰で、それも大して気にならない。

私は気がつけば歳を取っていたというジェフの気持ちがよーく分かったし、戻れない時間の意味だとか、だから今の時間があるんだとか、そういうテーマがすーっと根底に流れているような気がする。ただ、タイムトラベルマシンは存在するのかという派手なミステリー要素と、日々の何てことない日常を同時に進行で描くので、インパクトがどちらにしても欠けてしまった感はある。

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kalichan88