劇場公開日 2015年5月30日

「普通の人が犯罪に巻き込まれる構図」孤独の暗殺者 スナイパー としぱぱさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5普通の人が犯罪に巻き込まれる構図

2019年3月17日
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鑑賞方法:TV地上波

悲しい

怖い

射撃のメダリストがスナイパーとして犯罪組織に取り込まれ堕ちてゆく物語。
あらかじめ始まりがオチ(結末)となっているので話自体はそう引き込まれるものでもないが
フランス作品だけにシリアスな場面が淡々と進んでゆく。場面が映える音楽や派手な場面もほぼ皆無。
トーンが一定で、それだけに寒々とした雰囲気が続いてゆく。
まるで長編ドキュメント作品を見てるみたい。だが、ラストシーンは予想とは違い微かな希望が残る、監督の意図はここにあるのか。
悪銭身に付かず、勧善懲悪。
家族ある身なら犯罪に関わって危険にさらしてはいけない。
当たり前だが悪の道はここそこにある。

としぱぱ