64 ロクヨン 後編のレビュー・感想・評価
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やっと本編開始ですか。。。
さてさて、後編から64本編突入、、、と思いきやまだ佐藤浩市苦悩続くのかよw
前半は呆れて笑いが出てきました。
原作の面白みは64事件では無く、主人公のやりとりに面白みを感じるものなのでしょうか?それを映画化?
そう思ってしまうくらいです。
後編は楽しめましたよ。64犯人の見せ場と記者クラブとの一応和解ありましたんで星足しておきます。
ですけど、さすがに二部作はいらないなぁ。映画館で標準でおひとり様1400円〜1800円を2回支払う。私だったらキレるわ。
一部作150分ぐらいが限度です。
最悪
こんなに後味悪いなんて。前編が良かっただけに、こんな消化不良なことはない。なんで殺した? 「俺にそんなことがわかるか」?二人の子供を育てて、下の子はあんなにいい子で、そんな親が子供がわずか3歳の時に女の子を殺すことができるか??理解ができなさすぎる。ちゃんと理由を聞きたかった。更にはあ??となったのがこうだめも。あんなに要所要所に出して思わせぶりにしておいて、何も教えてくれないってありえない!!三上の娘も、結局なんだかよく分からず終わった。エンドロールの瞬間、はあ???と叫んでしまった。ばかやろーー!!!
んー
もうちょっと、何故しょうこちゃんを殺しちゃったのかとか、繊細に書いて欲しかったかなぁ。
雨宮が公衆電話から執念で探し当てた犯人ですが、そんなに公衆電話占拠してたら、不審すぎるし、、気になる点がちらほら
前半の方が心に来たかなぁー
でも、俳優陣が渋くて素敵なんですよ。憎たらしい役の人は憎たらしく、熱い役の人は熱く。久しぶりに日本の厚い映画を観た気がしました。
最後まで見応えのある作品
後半は、前半に比べると、疾走感よりも、人物の心情描写に重点が移っていく。
ストーリー展開は横山秀夫らしく、飽きないというか、人生の喜怒哀楽がひっきりなしに投げかけられてくる。
後半では、永瀬正敏と緒形直人のわずかな感情の変化も描ききっているような気がした。
演出家のこだわりも感じた。
単に豪華キャストのメジャー映画ではなく、横山秀夫が常日頃描こうとしている、被害者感情、報道倫理、組織の腐敗、本当の幸せとは?と行ったテーマが濃縮されていた。
前後編併せて観る価値のある大作だと感じた。
しっかりした作品
真面目な映画。役者陣も素晴らしい。ただ、もう少しドキドキ感があればなおよかった。描かれている世界観も大事だけど、映画は見て面白いというエンターテイメント性にも気を配らないとと思った。非常に映画としてはいいな作品。
前編の方が
やはり面白かったです。
犯人の見つけ方はやや無理がある?気がしたけど。
あと犯人の心情が分かりづらかったです。なぜあんなことしたの?個人的な感想かもしれないけど。
役者さんの存在感には圧倒されました!!
原作→最高、ドラマ版→原作同様に最高、前編→感激、後編→あれっ???
原作、ドラマ、前編、全て最高・興奮・感激の作品でしたが・・・・
後編はあれっって感じでした。
①公衆電話の電話帳のネタ、被害者の父の長年にわたる血の滲むような努力をあんなに簡単に明かされても・・・・
②犯人にも親心があるところを強調した場面、
あんなに多すぎ???
反対にドラマ版は被害者父=段田さんの叫び声のリフレインが、
作品全体になんともいえない重厚感をだしていたのに・・・・
③前編で組織の中で苦しむ”刑事では無い主人公”(横山作品の醍醐味)なのに、後編では”偽装誘拐”もどきのスタンドプレーをした挙句、なんと最後には犯人との取っ組み合い! 安物の刑事ドラマ見ているようで、びっくり致しました!!!(悲しい!!!!)
改作部分に問題あり
原作は,横山秀夫が 2004〜2006 年に雑誌連載していた長編小説であるが,作者はその出来が気に入らず,連載を中止してその後6年を掛けて全面的に改稿し,2012 年に刊行して大評判になったものである。刑事物というと,犯人の動機やトリックに力点を置くものが多いのだが,この小説の特異な点は,迷宮入りになった誘拐殺人事件の被害者が,自力で犯人を捜そうとする方法にある。時効寸前にまで及ぶその壮大な努力には,本当に心を動かされるとともに,そのモチベーションとなった我が子に対する親の思いに,深く感動させられるのである。この映画の監督は,2010 年に,上映時間4時間 38 分という「ヘヴンズ・ストーリー」という超大作を世に送り出しており,本作を前後編に分けてそれぞれ2時間 15 分という長さは,それに匹敵するものであるが,原作者の身を削るような苦労の果てに書き上げた労作を,一部映画向けに改変していることには賛否両論があると思われる。
昭和 64 年は,僅か8日で平成と名を改められたが,その僅かな昭和 64 年に起こった誘拐殺人事件を起点に物語は進行する。主人公はその事件の担当刑事であったが,ある事情で配置転換され,時効寸前の平成 14 年時点で群馬県警の広報官を勤める人物である。広報官とは,警察のマスコミ向けの公式発表を行う部署であり,刑事部ではなく警務部の管轄で,捜査の一線からはかなり後ろに下がった立場である。映画の前編では,その立場と,個人的な家庭の事情を中心に描いてある。この設定は,前半では実に上手く機能していたと思わせられたのだが,後半ではかなり足を引っ張る設定になっていたと言わざるを得ない。
前編で最も見所となっていたのは,警察署の記者クラブに詰めているマスコミ各社の記者たちとのやり取りである。記者クラブなどという制度は日本独自のものであって,とかく匿名などにしたがる公式発表から少しでも本当の情報を引き出そうとする記者たちは,広報官から見ればハイエナに等しく,自分こそは正義であるという思い上がりと,共産党員のような言動が目に余った。本当にイライラさせられる話で,見ているのが非常に苦痛であった。特に記者クラブの中で最も陰険な態度の記者を瑛太が演じており,ハラワタを煮え繰り返されたのを思えば,前編の MVP の有力候補に挙げても良いと思った。東京都知事の記者会見も是非こいつらにやらせてみたいと本気で思うほどであった。
前編で最も扱いの大きかった一人暮らしの老人の事件は,この作品が単なる推理ものでなく,人間の情を描きたがっているのだということを痛感させてくれるもので,まさに誘拐事件の裏返しになっていることには,原作者の力量を垣間見せられた気がした。主人公の広報官は娘との家庭問題を抱えており,そのことが事件に立ち向かう広報官のモチベーションにも通じている点などの構成も見事であった。人生で最も得難いものは家族であり,だからこそ家族の問題は何より重大であって,その極端な例が誘拐事件であり,誘拐された家族を取り戻すためなら他の何をも惜しまないという人間の美徳を突いた卑劣極まる犯罪である。前編では観客のすすり泣く声も多く聞かれていたのが印象的であった。
後編は,特に原作の改編部分に疑問符が多い印象が拭えない出来であったのが惜しまれる。原作にはない人物を登場させて重要な役回りを持たせたために,いろいろと不自然なシーンが目につくことになってしまった感が否めない。また,原作でも,広報官という立場の人物が捜査の一線で口を出したり犯人を追いつめたりするという展開には,それで良いのかという疑問符が見る側につきまとっていた。後編では,前編と違ってすすり泣くような人もいなかったのが,その戸惑いを物語っているのかも知れない。物語のキーとなる「幸田メモ」とは何だったのかという未消化の謎なども気になった。
後編で特筆すべきは,発端の誘拐事件の父親役を演じた永瀬正敏の演技と役作りであろう。この役のために 14 kg 以上もの減量を果たしたという永瀬の演技には鬼気迫るものがあった。また,犯人役の俳優が見せた証拠隠滅時の表情なども実に見事で鳥肌が立った。その一方で,仲村トオルや小澤征悦,綾野剛,榮倉奈々などは役者の無駄遣いではないかという気がしてならなかった。また,主人公の美人妻を夏川結衣が演じたのは良いとして,娘が父親に似た自分の顔を嫌うという設定なのだから,主人公の広報官を佐藤浩市が演じるのはどうなのかという気もした。ただ,佐藤の演技は文句の付けようもないものであった。
平成 14 年であれば,各種の変声器が市販されていたはずなので,ヘリウムガスを使う必要などなかったはずなのだが,物語の設定上必要なことは分かっていても,ガスが切れた後で喉を押さえて声を変えようとするところなど,ギャグに見えて仕方がなかった。また,犯人の動機についても十分な説明がなされていなかったのが残念であったし,原作にない人物に対して広報官が行ったことは,あまりに酷いのではないかという思いが,見終わった後しばらく脳裏を離れなかった。
(映像5+脚本4+役者4+音楽4+演出4)×4= 84 点
背負うもの
立て続けに見れて良かった。
こちらが、64の核心のような作り。
前半から丁寧に拾い上げていった、組織としての膿が後半にこびりついている。
簡潔にまとめる事は可能だったと思う。
だが、
このボリュームが適切に思える。
経過していく時間と、重くのしかかる空気を見つめ続けたような感覚だ。
記者の書いた記事を、読めなかったので最後のやり取りが「?」ではあったが、小説だと読めるのであろうか?
前半に相当なウエイトでぶちかました割には若干の肩透かし感があったりもする。
それにつけても
イケメンなんかは霞みまくりで…何故ここまでの俳優たちが集まれたのかは謎である。
監督の求心力なのだろうか?
昨今ではとんとお目にかかれない、大人が楽しめるドラマを観たような気がする。
とても、とても幸せで、満足である。
ただ一つ…。
エンディングは腑に落ちない。
別に感動するような内容ではないので、それっぽいBGMなど無くて良かった。
前編の興奮はどこに。
佐藤浩市にとある映画雑誌で前後編同時に見てくれと言われたので、同時に鑑賞した。
昭和64年1週間に起きた誘拐殺人事件を軸として広報官である佐藤浩市と記者たちとの戦いを描く。
印象として、前編に記者たちとの闘い、後編は事件との闘いを描いてはいるが、前編で得た興奮が後編に続くことはなかった。
事件の盛り上がりと、記者たちとのきずなの完成、外部記者との隔たりと、うまい具合に前後編をバランスしていた。
全体を通して、複線の回収が甘いと感じた。自分がバカだからかもしれないがそこはご了承。結局、何を伝えたい映画なのかよくわからなかった部分が多い。
また、全く感動する話ではない。ラストの佐藤浩市の犯人を欲のまま捕まえるシーンはよかったが、被害者とのやり取りなどでも泣けるものはなかった。
ラストのほうで東京の記者たちが瑛太へ圧力をかけるシーンがあったが、なんだかとても薄く、インパクトに欠けた。
佐藤浩市の娘は帰ってくるのであろう。最後の電話のシーンが物語っているが、ああいう表現は嫌い。
わざと2人を合わせて感動シーンにしたくなかったからとは思うが。
模倣事件の、広報官と瑛太たちのやり取りも、よくわからないまま終結し、幸田メモについても明かされないし、複線を残したまま終わってもやもやする映画。
今回の監督は感染列島の監督だが、その前にはピンク映画を多数とっており、このような作品に合っていなかったのでは?とも思う。
前編は☆3つ。後編は☆2つでトータル☆2.5。
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