劇場公開日 2016年3月5日

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「私的にこれまでに見たイタリア映画はどこか能天気さが前面に出たものが...」これが私の人生設計 なべたくさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5私的にこれまでに見たイタリア映画はどこか能天気さが前面に出たものが...

2016年9月24日
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鑑賞方法:映画館

私的にこれまでに見たイタリア映画はどこか能天気さが前面に出たものが多かったのだが、本作は計算されたバカっぽさが微笑ましい。
実は才女なのに道化を振る舞うセレーナや、最初は威厳のあるオーナーから、ストーリーの進展とともに自分の子供に尻込みする父親の表情へと変貌するフランチェスコの情けなさに入れ込んでしまう。
一方で、かの地に蔓延る男根主義を垣間見ることもできる、その意味では社会派作品かも。

なべたく