「全てを奪われたこと。取り戻したいのは自分のアイデンティティ。」黄金のアデーレ 名画の帰還 まおさんの映画レビュー(感想・評価)

黄金のアデーレ 名画の帰還

劇場公開日 2015年11月27日
全143件中、4件目を表示
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全てを奪われたこと。取り戻したいのは自分のアイデンティティ。

クリムトの「黄金のアディーレ」をナチスに奪われ、オーストリア政府に取り上げられ、それを取り戻すために不可能とも思える裁判を起こす勇気は、勝つためというより、自分の一族のアイデンティティーを取り戻すためのように感じる。
ユダヤ人だというだけで、財産も家族も全て奪われる。その恐怖は計り知れないものだったと思う。
なんとかアメリカに亡命することができ、戦争も終わり、平和な日常が送れるようになったとしても自分の祖国を奪われ、家族を殺されたその過去の傷は消せなかったんだと思う。
途方も無い裁判と最初は思ったが、よく考えれば、取り上げられたものに対しての権利を主張したかっただけ。そこには、一族と家族の幸せな思い出が詰まっていたのだろう。
これが、事実を元に作られた映画で、実際にその絵は今、アメリカにあることを考えると非常に感慨深い。

まお
さん / 2018年1月29日 / PCから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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