劇場公開日 2016年5月7日

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「原作を読み、テレビドラマで見て、それでも目が離せない迫力」64 ロクヨン 前編 アサシンさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0原作を読み、テレビドラマで見て、それでも目が離せない迫力

2019年1月29日
PCから投稿

印象がまるで違うのです。
俳優でこれだけ違うものが作れるのか!
警察の闇、運命、生い立ち、様々な要素も、テーマとしてある。
でも、原作者が描く最大の目的は其々の人の生き様。
シンゴジラのようにただ沢山出てましたではない、演出。
榮倉奈々のひたむきさ。
窪田正孝はテレコ抱いて泣く、引き籠り君のせいじゃない手紙見て泣く姿。
その他、諸々、みんな、全て脇役なのに主役みたいに輝いている。
変な例えですが、決められた役をこなしている、そんな感じではなく、其々の人生を見せつけられ、まるで群像劇のよう。
しかし、一つの大きな波に翻弄されていく。
どんな事があろうとも、生きていく、それでもやっぱり生きていく。
何か、自分の生き方を問われているような緊張感が溢れて、目が離せない。
後半が楽しみです。

アサシン