劇場公開日 2015年10月24日

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「笑えたシーンも多少はあったが、三谷映画の中では最下位」ギャラクシー街道 スペランカーさんの映画レビュー(感想・評価)

1.5笑えたシーンも多少はあったが、三谷映画の中では最下位

2015年11月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

寝られる

公開後から物凄い酷評祭り状態になっていたので、ある程度覚悟をして鑑賞はしましたが、うむ・・・確かにこれは酷いかも(苦笑)
何の前情報もなくかなりの期待を持って鑑賞したならば、金返せぐらい思っても、何ら不思議ではない出来だったと思いましたよ。
私はこんなゆる~い笑いの作品は嫌いじゃないので多少は見れましたけど、豪華キャストを起用した三谷映画であることを考えると、お世辞にも褒められた内容では無かったかと。

何故SFと言うジャンルを選んだのかは知りませんが、ほぼSFである必要は無かったですよね。
普通にバーガーショップに来るおかしな客を題材にしたいつもの三谷流作品にした方が、まあ新鮮味は無いですが、よっぽど楽しめた気がしてなりません。
初ジャンルを試験的に作ってみたの?我々庶民が劇場鑑賞料金を払うのは、セレブの三谷氏が考えるほど簡単なことではないんですけどねぇ。

それと予告編も大いなるマイナス要素、ただでさえ笑えるシーンが少ないのに、ほぼツボどころは予告編で見せちゃってましたので、あのシーンかぐらいにしか思えず、残念の一言。
ただキャプテンソックスの活躍シーンは、何だかんだで結構笑えましたけどね。
あと西川貴教のスズが妙に可愛らしかったのも印象には残りました。
しかし一番の笑いどころである遠藤憲一絡みのシーンを、予告編で見せ過ぎてしまったのは本当に勿体無いねぇ・・・。

それにしても、全体的に笑いの質がゲス過ぎたんじゃないの?
まともな映画ファンは、これだと途中退場してもおかしくないような。
綾瀬はるかの天然的な可愛らしさとおいしそうにバーガーを食べるシーンは唯一の救いでしたが、全体的には気分の悪い笑いで、世間の評価に今回は思いっきり納得させられた作品でしたね。

スペランカー