劇場公開日 2015年10月24日

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「一般人には難しすぎる?芸術的すぎる女優達の葛藤。」アクトレス 女たちの舞台 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

0.5一般人には難しすぎる?芸術的すぎる女優達の葛藤。

2015年11月12日
PCから投稿

悲しい

知的

難しい

【賛否両論チェック】
賛:女優達の舞台にかける情熱が、雄大な自然の中で華麗に描かれていく。劇中劇と重なるシーンもあり、印象に残る。
否:難解なセリフのかけ合いが非常に多く、展開も極めて単調なので、観ていて眠くなりそう。

 美しいアルプスの荘厳な大自然をメインの舞台に、女優達の“演技”に対する姿勢が、とても芸術的に描かれていきます。ただ逆に言うと、会話が高尚すぎて、一般人目線で観ると、話が難しすぎる印象が拭えません。思わず眠くなりそうです(笑)。
 ストーリーも単調といえば単調ですが、女優達の葛藤が劇中劇の「マローヤのヘビ」の登場人物達と重なるようなシーンも多く、その悲哀を切に考えさせられます。
 一応PG-12ではありますが、そこまで気になるような描写もありませんので、演劇の奥深さを実感してみたい方に、是非オススメです。

映画コーディネーター・門倉カド