劇場公開日 2015年4月17日

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「少女漫画なヴァンパイア」恋する・ヴァンパイア 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0少女漫画なヴァンパイア

2019年5月25日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

寝られる

萌える

桐谷美玲が恋するキュートなヴァンパイアを演じたファンタスティック・ラブコメディ。
桐谷美玲がとにかく可愛い。
見物は、ただそこだけ。

本作がデビューの新人女流監督の原作/脚本によるオリジナル作品らしいが、氾濫する少女漫画実写のような漫画の世界。
効果音や吹き出しとか、演出も話も演技も何もかもトホホ…レベル。
って言うか、ヴァンパイアっていう設定である必要、あったのだろうか?
ニンニクや銀は苦手だけど、日光も十字架も大丈夫、特殊な薬のお陰で人間と同じく歳を取る。
ヴァンパイア一族の祖父/叔母夫婦とパン屋を営む。
…って、ただのニンニク嫌いで銀アレルギーのパン職人を目指す普通の女の子物語やん!
幼い頃、一目惚れした青年と再会。踊り出すほどハッピーに!
が、ヴァンパイアと人間の許されざる恋に悩む。相手もヒロインがヴァンパイアである事を知って…と、お決まりの展開。
ヒロインや青年の親の死と関係ある因縁のヴァンパイアと対する事になるが、当然ハラハラドキドキはナシ。
ショボいCG、アクション(と言うレベルか?)、お口を開いた時のチープなキバ…。
話も大して面白くなく、柄本明や夫婦役の田辺誠一&大塚寧々夫婦はよく出たもんだ。海外キャストは何だったの…? 皆、揃いも揃って恥ずかしい演技。
ラストは切なさの果てにやっぱりハッピーエンド。
これが、邦画の低レベルの現状…。

本当に本当にただの暇潰し。
桐谷美玲が可愛かったからそれだけでいい。

近大