劇場公開日 2015年11月14日

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「【地味な日常を送る人々の姿を”愛おしみ”を持って描く橋口亮輔監督の手腕】」恋人たち NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5【地味な日常を送る人々の姿を”愛おしみ”を持って描く橋口亮輔監督の手腕】

2019年12月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

幸せ

 主演の俳優二人は、当時ほぼ無名。(篠原篤、成島瞳子)

 橋口監督のワークショップに参加して、抜擢されたとの事。

 物語りも、息を殺すように日々を送る人々の姿が主で華々しいエンタメ作品ではない。

 だが、全く飽きることなく2時間20分は過ぎた・・。

 今作は橋口監督が原案及び脚本も手掛けている。

 改めて、日の当たらない人々を優しい目線で描かせたら図抜けているなと感じた作品である。

 又、主役の二人を確かな演技で支える、リリー・フランキー、木野花、光石研、安藤玉恵という現代邦画の名脇役たちの演技も忘れ難い。

<2016年2月16日 シネコン劇場で鑑賞>

NOBU