劇場公開日 2016年1月15日

「心が淋しいとき、この映画を。」パディントン fukui42さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5心が淋しいとき、この映画を。

2019年1月17日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

日々の慌ただしさで、心がささくれていたある日。
「そうだ、パディントンを観よう」と録画から掘り起こしました。

クマがなぜ、赤いヨレヨレの帽子と緑のコートを着ているのか云々。原作を知らない「パディントン初心者」の私には目からうろこ。

バスルームを水浸しにしちゃったり、結構ドジっこなのに憎めない。むしろ母親のように「よしよし、気にしなくていいよ」って、パディントンの頭をなでたくなる愛らしさ。クマだけど人間臭い、控えめなイギリス風紳士なのが、なおよろし。

「いつかイギリスへ来たらいらっしゃい」。そう言った探検家を見つけることができるのか。最初はバラバラだった家族が、パディントンを囲むようにまとまっていくのが、ちょっとジーンときました。

くすっと笑えて、ワクワク&ドキドキ。ニコール・キッドマンの冷たいヒールっぷりも、かっこいい。腹立つ役どころだけどね。

家族の場面で出てきたいろんな伏線を「いまだ」と、終盤回収していく様はキリっとしまってナイス&にんまり。
「所詮子供だましでしょ」なんて思っていたけど、大人でも楽しめて、心癒される一作でした。あー楽しかった♪

一緒に録画した「2」は、また明日でも見ようかな。

ゆき@おうちの中の人