トイ・ストーリー4のレビュー・感想・評価
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良かった
見る前に良かったと言う人とあんまり良くなかったと言う人がいてどうかな?と思いつつ見たがめちゃくちゃ良かった。ただ1つ言えるのは小学生以下にはちょっと難しい内容なのかな?と思います。その分大人には本当に満足感がある内容で絶対見にいくべきだと思う。正直あんまり期待してなく彼女が見たいからと言われ嫌々ついて行ったのですが見て良かったと思いました。
可愛くて面白いんだけど、、なんだかな、、、
3のストーリーを真っ向から逆説しにいった作品。
オチは想像通り。30分みればこうかな?と思ったものがきた。悪くはないオチなんだけど、驚きや感動がなく、切なくなる。
特に、バズ目線で見るといたたまれない。これまでの絆が。。
ドラクエ7のキーファのような、、
でも、やっぱりキャラは可愛くて、フォーキーも良い味出してる。ウサギと鳥のぬいぐるみは最高に可愛くて笑える。
やはりディズニーだな、という印象。キャラクターで稼ぐ気満々ですね!まんまとグッズ沢山買っちゃいました。
映画としては満足できるが最高!ってならない。けど、やっぱりキャラクター力が素晴らしい!
おもちゃにだって自由がある
前作までのウッディが持ち主のものという範囲で最善を尽くす存在であったのに対し、今作でウッディは持ち主からあまり必要とされなくなった所から自分の存在意義を疑い始め、他のおもちゃたちを守り望みを叶える事で、すべての子どもたちを守る存在へと昇華していく。永遠なんてない世界で、ウッディが新たな自身の役割を見つける成長ストーリーですね。ウッディを軸として見る限り、今までで一番というのは頷ける評価です。ただバズたちの見せ場があまりなかったのが少し寂しかった。
ウッディよ永遠に
トイストーリーは、子供がまだ小さかった頃に一緒に見ていた。当時はレンタルビデオだったように記憶している。
大人の目からは、当時フルCGのアニメーションとしての完成度が高く、この作品からCGが美麗なものという認識が広まっていった。いまや当たり前のフルCGだが、つい20年前には、まだまだ稚拙な作品も多く、一部CGくらいしか映画で使う事はなかった。当時の子供たちは、これが当たり前の環境なのだから、デジタルネイティブが育ち、考え方も変わってくるのも、うなづける。
子供の成長とともに、2作目、3作目と観ていたが、本作ではすでに子供も大学生。一緒に観る時期も過ぎて、今回はひとりで映画館に。ある意味で感慨ひとしおだ。賛否両論あるようだけど、そんな中でこの物語に一区切りついたことは、自分の子育ての一区切りに重なって、いい想い出になりました。
Listen to your inside voice. ウッディの旅立ち
今まで観てなかったトイ・ストーリー・シリーズをここ1ヶ月で一気見して挑んだ第4作。いや、良くできてますよ、今回も!近くの映画館で字幕やってなかったんで、車で一時間半掛けてちょっと遠くまで行ったのですが、そのカイがありました。
まぁ、ホントにレビューが賛否両論過ぎるんですが、個人的には最後のウッディの選択も納得いくものでした。これはボーを選んだっていうより、これからオモチャを導いていく立場を選んだというか。今までの1~3が「ウッディとバズと仲間達」の物語だったとしたら、今回は完全に「ウッディ」の物語なんですよね。
本作でウッディは先ずフォーキーを導いて、次にギャビーを導いて、その後もオモチャと子供の出会いを作るようなポジションになっていったという感じがします。ウッディはギャビーにボイスボックスを渡した事で、自分自身が前に出て遊んでもらう事より、周りのオモチャを幸せにする事に意識が変わっていったんですよね。自分をおいてでもフォーキーやギャビーを助ける姿は1の頃のバズに嫉妬して「自分が1番じゃなきゃ」っていう性格からすると随分と成長したなぁっと感じました。
仲間を想う性格も全然変わってないと思います。ただ言うなれば仲間が変わっていくだけで。周りを大事にする性格は変わってない。誰だって高校、大学、社会人となっていく中で周りの人間は変わっていく物ですし、変化をする事が必ずしも悪いとは限らないと思うんですよね。で、今回の大きな決断は個人的には大賛成でした。アレだけ忠義心が強いウッディですからボニーの元を離れる事は簡単ではなかったはずです。それでも勇気はいるけど次のステップに進まなきゃ。確かに今までの仲間との別れはあっさりしてた印象も受けますが、でもバズとは理解しあってるって感じしましたよね。
Go infinity and beyond!
しっかし、CGのレベルが上がり過ぎてて実写と掛け合わせたのか!?っと思えるぐらいでした。雨のシーンとか、ボーの質感とか、ちょっとした風景とかでもメチャメチャリアルになってます。スゴい所まで来てるよなぁ。
後、フォーキーの発想はスゴい!確かに子供ってああやってオモチャ作ったりして、それを大事にしてたりするわ。大人になったら忘れてしまう子供の想像力をしっかりわかってる。フォーキーというキャラクターを産み出せたあたり、作り手はちゃんと子供を観てるんでしょうね。
今までと変わらないトイ・ストーリーを望んでた往年のファンには不評だったみたいですが、物語を次のステップに持っていったピクサーは流石です。ドキドキするシーンはないので3程ではないにせよ、これはこれで良くできた作品でした。ウッディが自分が生きる道を見付けたのは喜ばしい事じゃないでしょうか?
でも、これでウッディの物語はしっかり完結したんで続編は作らないで欲しい!
自我があるおもちゃが自由の世界へ
久しぶりに映画を見たので、まずは3歳の息子も最後まで見ていて面白い作品で良かった!!さすが、ディズニー❗️
その上で、なんか入ってこない感じがあるかなぁっていう印象…おもちゃが動くワクワク感はもはや無く、人間に会うと動けなくなる小人が繰り出すアクション感動コメディっていう印象。。。
ウッディ、最後はボニーのもとを離れるのか…っていうそこの伝えたい部分も、逆におもちゃだから入ってこないのかなぁ…それでもトイストーリー1や2よりも、深い感じを受ける作品!泣けるし笑えるし、考えさせられる、大人のためのトイストーリー❗️
3で終わらなかった理由が見つからなかった。
子供は喜んでましたが、個人的には3での完結がよかったと思いました。
ウッディーの選択には賛同出来ます。しかし、次作に繋がるような終わり方だけど、期待出来ないと思いました。
3>4=1=2の順かなあ
僕は受け付けられる作品だった。
ちゃんと前作までの「おもちゃは大切に遊ばれるのが使命であり本望」というコンセプトが守られている。
それでいてウッディーが特別な存在から降ろされたらどうなる?というストーリー。
セカンドライフへの正解を複数残した。
そして前作までの伏線もきっちり回収した。
良作。
ただまあ3が1番好きかなあ。
あれだけ面白くおかしく切なくなるトイ・ストーリーはないようん。
今まで築きあげてきたものは?
「蛇足作品」
トイストーリー3で終わって欲しかった。
見なければよかった。
今までの1、2、3が最高の作品だったからこそ
4には期待したが予想外の展開すぎて自分は受け入れられなかった。
アンディがどんな思いでウッディをボニーに譲ったか、ボニーなら大切にしてくれるだろうと泣く泣く譲ったのに序盤からウッディは放ったらかしにされ、終いにはウッディがいなくなったことに気づかないわでボニーのことが嫌いになった。確かに現実世界でいえば子供なんてすぐおもちゃに飽きてしまうだろうけどそれをわざわざ描くべきではなかったと思う。
そしてボニーの父親。許せない。
ウッディのことを2回も踏みつけやがって。
ただただ不快。
今まで築きあげてきたウッディとバズの別れが握手1つで呆気なく終わってしまったのが一番悲しかった。今までの信頼関係があったからこその別れ方だったかもしれないがいつも一緒の相棒2人が離れるという結末を自分は受け入れられなかった。
3までは大活躍した他のキャラクター達も今回は有り得ないほど登場シーン少なかったし扱いが酷かった。
これは「トイストーリー4」ではなく
「ボーのその後の物語」という
スピンオフだったら良かったのにと思った。
今回は「おもちゃの掟」を破りすぎだとも思った。トリクシーが車のナビやらアクセルを踏むやらさすがにおもちゃが人間世界に干渉しすぎだなと思った。あれじゃただの怪奇現象。
ギャビーギャビーについても理解出来ない点が多い。まずウッディのボイスボックス返してよ。なんでそのままなの?2の飛行機から出るシーン活躍した物をなんの躊躇もなく渡してしまうのことも残念だった。
ギャビーギャビーが迷子の女の子の元へ渡るシーンは感動したがボイスボックスを変えたのにハーモー二ーに「いらない」と言われてしまうシーンは必要だったのか?
ボイスボックスが壊れている状態でも愛してくれる持ち主に出会った方がよかったのではないのか。
今までの設定やキャラクター像や考えがブレすぎて統一感なく単体で見たら面白い作品だとは思うが今までのトイストーリーとの繋がりで見てしまった自分には合わなかった。
「友情」、「みんなで一緒いれば大丈夫」という今まで築きあげてきた信念はどこへ消えてしまったのか、、
持ち主を幸せにすることがおもちゃの使命だという考え方で描かれていたはずが
子供なんて世界中にたくさんいるからこだわらなくてもいいみたいな考え方に変わっているし意味が分からん。
ウッディの最後の別れという決断。
並大抵の覚悟ではないと思う。
「おもちゃだって自由に生きていじゃないか」
今回伝えたかったメッセージの1つとしてあげられるとは思うが、、
自分が求めていたトイストーリーではなかった。友情よりも恋人と自由を選択する話なんて求めていなかった。ショックだった。
全体的にオチに行くまでの描かれ方が雑に感じた。色々と説明不足で置いていかれてる感がすごかった。
個人的にはトイストーリー3の最高のエンディングで終わって欲しかった。
人生の次のステージに進むこと=「セカンドチャンス」
ピクサーは「旧作を超えて語るべきテーマがない限り、どんなヒット作でも続編は作らない」がモットーだということもあって、
あの完璧な終わり方をした「3」を超えてもなお、
語られるべき「4」のテーマとは…とかなり構えて鑑賞しました。
語られる物語の結末が、
旧作ファンたちにはいささかショッキングだったこともあり、レビューを見ていると「否・嫌」が多かったのもわかる気はしますが、私はこの物語が(見ていてつらいところもあるけれど)とても好きです。
アカデミー賞短編アニメ映画賞を受賞した「Bao」も、
「シュガーラッシュオンライン」もそうでしたが、
「主役はもはや自分ではないということを認めること→人生の次のステージに進むのに必要な勇気と痛み」がテーマになっています。
なので「親世代」は見ていてキツいところもあるし、
しんどいし、受け入れきれない、見たくない、顔を背けたくなるところもあるかと思います。
実際「シュガーラッシュオンライン」は、
我が身と重ねて鑑賞しすぎて胸が潰れそうになり、
しばらく作品世界から抜けられませんでした…。
そのときに比べると、ボー・ピープや、
新キャラたちの存在が、この映画の結末を明るく照らしてくれたこともあって、
落ち込みは「シュガーラッシュオンライン」の時より少なく済んだように思います。
「シュガーラッシュオンライン」が、似たようなテーマを、
親離れする子どもの目線で(主に)描いているとしたら、
今回は逆で、子離れする親の新しい人生の始まりを、
親目線で描いています。
重要な物語の舞台でもあるアンティークショップの名前にもありますが、その名の通り「セカンドチャンス」。
人生の主役が自分ではなくなってしまっても、
自分が誰かの「一番」ではなくなってしまっても、
ただまた自分が主役の時がやってくるという「奇跡」を待ち続けるのではなく、
一歩踏み出す勇気を持つことで、
新たな「セカンドチャンス」という世界の扉を自分で開くんだ、とピープは教えてくれます。
「チャンスの神様は…」ってやつですね。
物語後半にウッディの取った行動は、とても優しく、
勇気があるもので、心からウッディを尊敬しました。
強すぎる正義感を持ち、
押し付けがましくもあり、周りをイラつかせることだって多々あった「みんなの保安官」ウッディですが、
持ち主含む「みんな」を優先して考えられるところは、
なににも変えがたい長所だと思います。
時々一生懸命になるあまり、周りが見えなくなってしまうところもありますが…。
そんなウッディが、
「次世代を育てる事しか役割が残されていないこと」を強く実感していて、
その役割に執着していく姿は、とても切なかったです。
でもそれは、親としての自分がよく感じることでもあるので、ウッディの気持ちが痛いほどわかりました。
「私」という人生の主役までもが娘にすり替わっていることに対して、時々「私自身がやりたいことって何だったっけ?」と迷うことがあります。
でも、それを優しく肯定してくれたのが、
他ならぬウッディ(とこの映画)です。
この映画は多くの「自分の存在意義を見失いつつある人」に、再度自分自身を肯定する「セカンドチャンス」を与えるキッカケになっていくのではないでしょうか。
私自身も、セカンドチャンスを素晴らしいものと感じていけるように、
一段上がったステージでの役割を楽しみながら果たしていきたい、と思いました。
大切にしていたものを壊された気分…
大好きな作品で、特に3はアニメ映画史に残る傑作だったので、4を楽しみに待っていました。
賛否両論とは聞いていましたが、敢えてレビューは読まずにまっさらの状態で観賞しました。
結果、終始モヤモヤした気持ちで、観賞後は悲しい気持ちでいっぱいになりました…。
4で描きたかったことも分からなくはないです。
ですが、これまで描かれてきた仲間達との友情やチームワークが蔑ろにされたかのような展開には、疑問しか感じません。
自分が大切にされなくなった焦りからか、独りよがりでフォーキーを助けることに執着するウッディには、今までのチームのリーダー的要素は一切感じられなかったし、
バズにもこれまでのような意思の強さは感じられず、途中でウッディを見捨てて戻るところも違和感しかなかったです。
ブルズアイはウッディの大切なパートナーなのに、別れの言葉すら無し…。
ウッディとバズ以外の旧キャラは空気のような扱い…。一言も台詞がないキャラも多々いました。
勿論、笑えるシーンもあるし、ドキドキハラハラ楽しめるストーリーにはなっているのですが、1~3が好きゆえに、終始、あれ?トイ・ストーリーってこんな話だっけ?と違和感ばかり感じました。
何のための4だったのでしょう?
こんなことなら、ウッディはアンディと大学に行った方が幸せだったのでは?
ラストの選択は、ディズニーとピクサーが、5以降に続けていくために、ウッディとボーという新しい相棒設定にしたかったのではないか?という商業的な匂いすら感じてしまいました…。
とにかく、モヤモヤ、残念で悲しい気持ちでいっぱいです。
観なければ良かったかも…。
私の中で、トイ・ストーリーは3で完結です。
おもちゃの幸せ
『トイ・ストーリー3』では人間視点のおもちゃの幸せが描かれていたが、『トイ・ストーリー4』ではおもちゃ視点のおもちゃの幸せが描かれているように感じる。長い道路やアンティークショップ、遊園地が舞台として登場したが、それぞれの場所でおもちゃ達の人生のように上手く表現されていた。
アニメーションの技術も格段に上がっており、ついおもちゃ達の質感に目が行ってしまう。
『トイ・ストーリー4』単体としてのストーリーは良かったが、シリーズを通して振り返った際に『トイ・ストーリー3』ラストのアンディとの約束が踏みにじられているのが悲しくなる。
【再レビュー】蛇足。
初めて鑑賞した際のレビューも大事だと思うので、一応残しておく。
この感覚も今でも嘘じゃないっちゃ嘘じゃないので。
タイトルの意味を知りたい人は点線の文は読まなくて大丈夫です。
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2019/8/12
今回は、やはりウッディが色々なオモチャとの出会いを通して、自分自身の歩むべき道を決めていくという感じだろうか。
冒頭からウッディ一色だが、ボニーにはもう飽きられているという事がわかってしまう。
あんなに3ではアンディに大切にして欲しいと言われていたけれども、まだ幼稚園児だもんな。
そんなこと考えて遊んだりはしない。
そこがおもちゃの世界の残酷な所で、ラストの方で、ギャビーギャビーが必死に今まで「声さえ戻ればあの子は振り向いてくれる!」と言い続けたにも関わらず、いざ戻っても「こんな古いおもちゃいらない」と一蹴されてしまう。
人間なら人格否定にも値するだろう。
「お前は利用価値のないゴミだ」と言われているようなもの。少なくともウッディやギャビーギャビーはそう感じたはずだ。
だから、冒頭のフォーキーが自分の事をずっとゴミだゴミだというのを必死で違う、俺達はおもちゃなんだと、まるで自分に言い聞かせているように訂正し続ける。
そして、ボニーのお気に入りであるフォーキーの世話をする事で自分の存在価値を最後の最後まで示そうとする。
周りに何度止められても、例え他の仲間を差し置いてでも、フォーキーを何としても助けようとするのは、ボーの言うように「自分を助けている」だけなのだろう。
そんなウッディにボーは「子供に遊んでもらうだけがおもちゃの価値じゃないんだよ」と言うわけだ。
ウッディからしたら、「んなバカな。ウチらは子供に遊んでもらってなんぼやんか」という感じだが、それは狭い世界しか見ていないからなんだろうな。
そしてウッディが大きな成長を見せる。
例えあそこでボニーのもとに戻っても、すぐに飽きられてボーのようにアンティークショップに売られてしまうだろう。
おもちゃだって、自由に生きていいじゃないか。
自分はそんなメッセージ性を感じた。
今回は3では語られなかったボーの過去も明らかとなり、そこからボーがどのように成長し、色々なことを学んでいったかがわかる。
ウッディがボーと再会したのは必然で、今のウッディには必要不可欠な要素だったんだろうなと思う。
そんな重々しいメッセージ性が込められた映画だから、相当重たいのかと言えばそうではなく、そこはさすがディズニー、しっかりコメディ要素もふんだんに取り入れられていて、見ていると懐かしくなるような、おもちゃ達のハチャメチャ具合も見られて、笑って泣ける素晴らしい映画だった。
「トイストーリー好きは見ない方がいい!」などとネガティブキャンペーンを頼まれてもいないのにして下さった愚かな方々は、こんな素晴らしく、ディズニーのアニメーター達が何年も掛けて作ったシリーズの集大成である映画だと言うことをわかって言っているのだろうか。
だとしたら、貴方達はこの映画を表面しか見ずに本質を見れていない。
確かに悲しい。何十年も付き添った仲間達との別れ。
泣かないわけがない。ボロ泣きだ。
相棒のバズとももう二度と会えないかもしれない。
それでも、ウッディは自分の殻を破り、自由に子供に縛られず生きる事を選んだ。
どんなに勇気のいる事だっただろうか。
少なくとも自分にはあんな短時間で答えは出せなかっただろう。
その選択をどうしてそう悲観的にだけ見てしまうのか。
まだまだウッディと一緒に成長出来なかったお子ちゃま達は、3までを延々と見ていればいいのでは?
自分は何度でも見る。
それが我らがウッディの選んだ道なのだから。
アンディ、ボニーと、ずーっと子供の面影を引き摺り続けて、どれだけ毎日悩んでいただろうか。
その辺をもう一度考えて、見てみてはいかがだろうか。
長文最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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2022/6/17
まず謝罪から。
すみません。全然良い映画ではなかったです。
というのも、あれから何度も全シリーズ見直して、何度も何度も考えた結果、1,2,3の華麗なる歴史をちゃんとぶち壊した完璧なる「蛇足映画」だという感想に至りました。
理由をちゃんと書きます。
そもそもトイ・ストーリーってどんな話?から
簡単に言えば「友情」の物語。
1,2,3で、「おもちゃ」と「人間(持ち主)」との友情を三部作に渡って綿密に作り上げてきた。
アンディのおもちゃとしてなのか、はたまたテレビのスターなのか、保育園のヒーローか。
ウッディやバズたちは、様々な経験を通して「アンディのおもちゃだよね」という共通認識を持ったが、3でアンディは大学生となり、もうおもちゃで遊ぶ年齢ではなくなってしまった。これは誰も悪くないよね。
だがアンディにとってウッディだけはやっぱり特別。
それでもウッディは、最後の最後に「一緒にいたいのにいられない」辛さや、シリーズを通して培ってきた他の皆との「友情」が大事だと気付くわけだ。
3のラストは、このシリーズを終わらせるのに正に相応しく、これ以上ない「アンディとウッディ」という、親友のような家族のような、そんな関係に終わりを告げ、大事な仲間たちと暮らす事を選んだ彼の行動は、ファンには痛い程辛さがわかる。
そして新しい持ち主に遊んでもらう事もまた幸せ。
まぁこの辺は3のレビューを後でもっと詳しく書きます。
ここからついに4の感想。
この三部作で積み上げてきた、
持ち主との友情より、仲間たちとの友情だよね。あばよ相棒。俺は皆と一緒にいるから、またいつか会おうぜ。ありがとう。
というさながらピラミッドのようなあまりに美しい建物を、助走をつけて蹴り飛ばして全部ぶっ壊したのが、この作品です。
4を単体作品として見れば、結構面白いと思う。
おもちゃの新しい生き方(生きてないような気がするけど)や、可能性を見出した感じ?
多分最近のディズニーでは恒例化した「ポリコレぶち込みまくり映画」としては、上等なのかな。
「生き方は自由だ」とか、「縛られるな」みたいなメッセージ性は強く感じるし、それでいいんなら別にいい。そんなに個人的には好きではないけど。
それでも、それをわざわざピクサーの金字塔であり原点にして頂点であるこの作品の最新作を利用する必要が果たしてあったのだろうか。
全く別の映画としてそういうメッセージを込めた映画を作ればいいじゃん。
何もわざわざ気持ち良いくらいに完結していた、完成していたものに、後付けする必要なんてなかったでしょ。
ファンが怒るのも無理はない。
はい、愚痴を言えばキリがないのでこの辺で。
まさに蛇足。
いらない。ほんとにいらない。
スピンオフとかでも正直邪魔だし、全くの別作品とかで勝手にやってて欲しい。
ジョン・ラセターらが作り上げてきた10万枚のピースで出来たパズルを、オレたちでもっといいものに!みたいな要らん熱意で肉付けしようとして、結果パズルを全部ぶち壊した感じ。
最低です。以上。
この映画を、この展開を、唯一救える方法があるとすれば、トイ・ストーリー5でバスらと奇跡の再会を果たしてーみたいな続編をまた肉付けするしかない。
じゃなきゃこのまま台無しで終わりです。
ウッディーの物語
はじめに、私は『トイストーリーシリーズ』が大好きだ!その上での意見です。
まず、この作品はウッディーのための話でトイストーリーの続編ではないと感じた。
また、安定のアドベンチャー感やコメディー要素も最高。ただ、問題のラストは自分には受け入れづらいものだった。でも時間をおいて納得できるようになった。
おそらく続編はもう作られないだろう。
総評
DVDが出たら改めてもう一度観たい!今度こそ感動に浸れそうだ。
バニーファンは楽しめる作品
私は1しか観た事が無く新キャラバニーがどうしても観たくて映画館へ行った口なのでバニーファンならばバニーの登場に楽しめる今作。
バズとさよならしたのにはファンじゃない私でもちょっとビビった(苦笑い)ので長年のファンの方々の酷評レビューを読むと『その流れを受け継いで来てこの内容!それは確かにガッカリするでしょう!』と2,3をすっ飛ばして鑑賞していない私でも解る気がする。
私の様に余りトイストーリーシリーズに思い入れが無い又は好きだけど熱狂的ファンでは無いという人にはそれなりに楽しめる内容かな?
バニーファンなのでスピンオフには期待していますが全シリーズ通してのファンだったら確かに納得いかない或いは悲しくなる様な賛否両論な作品では有るかと思います。
最高のラスト。訝しい道中。
非常にレビューの難しい作品となった。
前作トイストーリー3はディズニー作品の集大成、今までのあらゆる作品の中で最高傑作といっても過言ではない出来だった。(もちろん1.2ありきで。)
その続編という事で不安と期待とが入り混じった中鑑賞したが、全体を総括して言葉に直すとすれば、監督の意図も裏切りも理解はできるが、もう少し視聴者にも歩み寄って欲しかった。
というのが率直なところだ。
様々な人が言うように、これまでのトイストーリーの根幹を揺らがすテーマのもと製作された今作は、視聴者が求めたトイストーリーとは異なるものとなった。別にこの意図は理解できるし、悪いとは言わない。むしろ、今までのトイストーリーに甘んじる事をせず挑戦的な態度でこの作品に望んだ製作陣は素晴らしいと思う。
ところが、やり方が視聴者を置いてけぼりにしすぎた。
オモチャの生き方として、"子供と遊ぶ事が至上"なのではなく、別の生き方もあると言う問題提起は素晴らしく、それを今作では、ギャビー・ギャビーとボー・ピープとの対比の中で描いたわけだが、作中でギャビー・ギャビーの方を掘り下げてしまったのがまずい。
彼女の求めるものと彼女の得る幸せは今まで1.2.3の中で既にさんざ語られてきたものなので、はっきり言ってそれほど深く描く必要はない。むしろ、新しい生き方を提示するボー・ピープの方をこそ掘り下げるべきだった。
今作の主人公は誰かという問いに対し、私はギャビー・ギャビーだと答える。
作中のどのキャラクターよりも、彼女が一番陶酔し、葛藤し、絶望し、幸福を感じる。
が、彼女が今作でそんなに深く描かれる必要はあまりない。故に、物語全体的に興味を欠いた。
もちろん主人公はウッディなわけだが、正直、彼が最後にボー側へと行くのはあまりに唐突だったし、考えを変えるまでのプロセスが弱い。
1.2.3と貫いてきた信念を変化させるのであれば、そこをこそ丁寧に、かつ感情的に衝撃的に描かれなければならない。それをする為には、新しい価値観のボーに対し、今までの価値観の代表として、新キャラのギャビーでなく、長年の友であるバズを立てるべきだったように思う。
そうすれば、新しい価値観(ボー)を選ぶ事がバズとの別れと直結し感情的な要素にもなり得たし、彼らの絡み自体も増えただろう。(視聴者はバズとウッディが見たい)
"恋愛か友情か"という要素が邪魔だったのだとすれば、バズの立ち位置にはジェシーandブルズアイがいてもいい。勿論スリンキー、レックス、ハム、ポテトヘッドでも。
とにかく、既存のキャラクターの活躍というか、今作での役割をもうしこし与えた方が視聴者を置いてけぼりにせずにすんだのではないだろうか。
とはいえ、ラスト付近の、迷子の子供がギャビーを抱えて「Can you help "us"」と助けを求めるシーンは、それまでのギャビーの描写が緻密だった為に非常に心が綻んだ。今作で一番心が動いた場面だ。(吹き替えで"私たちを助けてください"と直訳してたのは残念だった)。
バズとの別れのシーンについて、少しあっさり過ぎたように思う。
特に多くを語り合うわけでなく、ただ抱き合う事で別れる二人。この別れ方自体は素晴らしい。1.2.3で起きた出来事をどんな言葉でまとめても稚拙になるし、言葉にならない言葉として、抱き合う、見つめ合うというボディランゲージを駆使できるのは映像作品の強みだ。
けれど、バズとの別れをそうするなら、その他のキャラクター、例えばジェシーやスリンキー、レックス達とは言葉を長めに交わすべきだった。
一人一人とのお別れシーンを作れというわけではない。ただ、しつこいくらいに既存のキャラと別れを惜しませた後、いよいよバズとの別れだ!と持ち上げておいてから、ただ黙って抱き合うだけ。とした方が、より考えさせられる場面となっただろう。
加え、そのシーンで、1の時にも流れたランディ・ニューマンの楽曲を少しアレンジして流したりなんかすれば、かなり心揺れるシーンとなったはずだ。
途中降板となってしまった名監督ジョン・ラセターはこういう粋な演出に長けていた。
作品全体のテーマ、フォーキーの存在やボー・ピープの役割は良かった。そしてラストをあの形にするのも作品全体のレベルを押し上げたと思う。
が、あのラストに至るまでに既存キャラをうまく絡められず、新キャラにその役を担わせ、トイストーリーファンを置き去りにする形となった事が残念だった。やはり、ジョン・ラセター監督が途中降板となってしまった事が、既存キャラを扱いにくくさせてしまったのだろうか。
全693件中、201~220件目を表示