劇場公開日 2015年12月12日

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独裁者と小さな孫のレビュー・感想・評価

全40件中、21~40件目を表示

4.0孫が可愛い。

2016年3月9日
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しっかり作られてる作品。演者もうまいし。
負の連鎖は止めなくちゃいかんってことだな。イイ塩梅の映画。

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蒼バナナ

4.5見事に「過不足」のない作品

2016年3月6日
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鑑賞方法:映画館

「独裁者と小さな孫」素晴らしかった。

どんなジャンルの映画でも共通する「良い映画の条件」は「過不足のないこと」。
ここ何年かの映画の中では「メランコリア」「二つ目の窓」「シンプル・シモン」「妻への家路」と並んで、その塩梅が見事だった。

「独裁国家」の国民のさまざまな本音や歪みが複層的に描かれている。それは分厚いミルクレープのように無数の層を形作る。そしてその層の一枚一枚がデコボコしていて、重なったそれらを俯瞰すると無数のグラデーションが現れて、その「まだら」はいろんな問いを浮かび上がらせる。

けれど創り手は主張も答えも提示せず、材料だけを最高の状態でこちらに預けてくれる。
創り手と作品を共有しているような感覚。それを感じられる作品はそうはない。
そんな稀有な作品を最高の環境で観られたことに感謝。

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シーナマサヨシ

4.0過去は消せぬが

2016年3月5日
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みなさん書かれているように、とりあえず、孫が可愛い。
泣いたり、踊ったり、発言がとにかく子供らしく無垢で、可愛らしい!

大統領はというと、孫のせいかそんな悪い人間に見えなかった(コレこそがこの作品の落とし穴だろう)が、昔は独裁政治で国民みんなから恨まれてますねー。

自分が作り上げた世界で逃げ回る大統領でしたが、その逃走劇の中で国民の現実を知り、色々もやもやしており、最後にはあまり抵抗をしなかったように見えた。

僕がこの作品で感じたのは、どんなに逃げ回って改心しても、起こってしまった事は変わらない、罪は消えない。人間は優雅に生きようが貧しく生きようが、喜び・悲しみ・恨みなどは過去にしか置いていけないし、今を生きるのにも過去というのは足かせになってしまう…と、いうコトか。

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NECTAR

2.5当事者しか解らないことかもしれない…

2016年1月25日
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鑑賞方法:映画館
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シモヤン

4.5意外に、毒が。

2016年1月18日
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孫連れたじいさんの、ファンタジー映画と思いきや、かなりの毒の含有量。「人間は、退化している。」トラウマになりそうな、セリフが、潜伏しています。民主化の名の元に、多くの血が流れる現代。そんな歪んだ世界を癒すのは、赦しなのか、復讐なのか?。どちらを選ぶかは、映画館を出てから、考えるとしましょう。

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機動戦士・チャングム

4.0地味だけど観やすい

2016年1月17日
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悲しい

架空の国の権力を世襲している独裁者の大統領がクーデターに会い、6歳くらいの孫と逃亡する中で色んな人に出会う。権力者を裏切る人、権力者に従うしかない人、反体制派の中の権力者、体制下では権力者を信奉していた体制側だったのにクーデター後は権力者を殺そうとする人、自分の味わった苦痛を権力者にも味あわせようという人、それでは本当の解決にならないという人…。大統領であったなら出会わなかった人達。そんな人達に会ったからといってコロッと人が良くなったりはしない。ただ、言葉少なな表情の中に、どこか何かを感じている風が見える気がした。
純粋な孫は宮殿での生活しか知らず、大統領の足手まといになりそうになるが、最後、祖父をじっと見つめる目が何とも言えない。

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ミーノ

4.0自らが作り出した地獄巡りへ、ようこそ

2016年1月12日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

モフセン・マフマルバフ監督がジョージア(旧国名:グルジア)で撮った『独裁者と小さな孫』。
彼の持ち味は、少しすっとぼけたところ。
落語の世界でいうところの「フラ」といいうやつ。
真面目な題材であっても、どことなく滑稽味が感じられる作品が多いのが特徴。

独裁政権のとある国。
軍事クーデターで、一瞬のうちに政権は崩壊して、独裁者は幼い孫息子とともに旅芸人に化けて国中を逃げ回る破目になる。
そこで、ふたりが目にしたものは・・・というハナシ。

ひとことでいうと、自らがつくりだした地獄を経巡る話といえる。
はじめ、独裁者はその地獄に気づかず、最初に逃げ込んだ田舎の貧しい床屋では、床屋の主に対して「お前たちは税金を払わない」と憤っていたりする。
それが、転々と逃げるうちに、3か月も給料をもらっていない軍人たちや、さらには軍人に凌辱されてしまう花嫁などに出遭い、憤ってばかりもいられなくなってくる。
いわば、地獄の亡者のひとりと化していく、といっていいかもしれない。

たしかに、この地獄、はじめに作り出したのは独裁者そのひとなのだけれど、たぶん初めは理想の国だったのだろう。
それが、権力を恣(ほしいまま)にすることで煉獄となり、そして、クーデターにより、無秩序状態となって、真の地獄になってしまった。

独裁者と孫が巡るエピソードを視つづけていくと、あれまぁ、独裁時代のほうがまだ秩序があってマシだったのではないかしらん、とおもうほど。
観ているうちに思い出したのは、ナチス・ドイツ軍によって蹂躙される白ロシアの村を少年が巡っていく『炎628』。
ただし、あの映画ほどの恐ろしさはなく、独裁者と孫に次々と迫る危機も意外なほど、そっけなく切り抜けていくあたりも、それはマフマルバフ監督の持つ「フラ」によるものだろう。

そして、終盤、あっけらかんなほどにこの地獄を断ち切る方法が謳いあげられる。
それは「復讐の連鎖を断ち切るしかない」ということ。
復讐・報復は、復讐・報復しか生まず、秩序や正義などは生み出しはしない、と。

あぁ、そのとおり。
そのとおりです。
こんなにもストレートに謳いあげるとは!

ナイフとピストルによる復讐と報復が、映画的マジックによってパンと植木鉢に替わって、不思議な平和な幸福感をもたらした『パンと植木鉢』と比べるとなんとストレートなことか。
もう、マフマルバフ監督の映画的マジックも通じない世の中になってしまったということかもしれない。

もういちど、マフマルバフ監督の映画的マジックの通じる日が来てほしいものだと切に願う。

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りゃんひさ

4.0悪人に見えない独裁者!

2016年1月11日
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Mt.ブルー

3.5可愛い孫へ注目しちゃうよね

2016年1月7日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

萌える

この作品、紛れもなく悲劇のはずなんですが、どこかユーモラスでもあるんですね。
このあたり、監督の目線、登場人物を見つめる目に、温かみや人情味を感じるんですね。それで随分救われた気分がする作品です。
また、この作品、どこかですでに見たような「デジャブ」を感じるのですが……
独裁者、絶対的権力者がその地位を奪われ、逃避行を続けるお話。
そうです。
古くは、あのシェイクスピアの「リア王」
そして映画では「リア王」をモチーフとした、黒澤明監督作品「乱」がありました。
「乱」では城主とその家来、いや”人間未満”の存在である「道化」がお供をしましたね。
本作ではその道化の役割を、独裁者自身の幼い「孫」が担っている形なのです。
国内でクーデターが起こり、大統領夫人など、家族は飛行機で脱出します。
しかし、大統領はまだ事態が収集できると信じて自国に残ります。そのとき、偶然、孫が幼なじみの「マリアがいっしょじゃなきゃ、イヤだ~!!」と言って飛行機に乗り遅れてしまうのです。止むを得ず大統領は、孫と一緒に専用リムジンで宮殿に帰ろうとするのですが。
すでにクーデター勢力は、すぐ身近に迫っていました。身の危険を感じた大統領は、宮殿を捨て、専用リムジンを捨て、大統領の盛装も捨て、貧しい旅芸人に変装し、ギターを持ち、孫と二人で危険な逃避行を始めることになるのです……。
国内は体制派と反体制派が内乱を起こしている。国中が大混乱。ここで難民が発生します。
今、ヨーロッパでは、増え続ける難民が大変な問題となっていますね。この作品がヨーロッパでどのようなリアリティを持って受け止められたか、気になるところです。
さて、その難民の群れに紛れ込む大統領と孫。
幼い孫は無邪気に尋ねます。
「ねえ、どこへ行くの、大統領?」
「だまれ!! 二度と大統領というな!」
「どうして大統領って言っちゃダメなの、大統領?」
「見つかったら殺されるんだ!!」
難民たちと共に、時には歩き、時にはトラックに乗せてもらい、あてもなく移動を続ける大統領と孫。難民の中には
「アイツ(大統領)に兄弟を殺されたんだ」と問わず語りに話す者もいます。
数多くの政治犯を処刑せよ、と命じたのは紛れもなく大統領自身でした。
ただいまは逃げるしかない。大統領はかつて一夜を共にした娼婦の元へ逃げ込みます。
そこで語られる、軍人たちの横暴。
「あいつら、お金を払ってくれないのよ、私の身体をもてあそんだくせに!!」
自分が政治を司ってきた、その国の庶民の生活、大統領はその現実を思い知らされるのです。
本作では、ときおり、孫の回想シーンが挟まれます。贅を尽くした豪華な宮殿、部屋の一室。お抱え教師付きで、大好きな幼馴染マリアとダンスのレッスンをする、未来の大統領になるはずだった孫の姿。
このあどけない微笑みに、この作品は救われているような気がします。
大統領の椅子から転げ落ち、旅芸人に身をやつし、今や懸賞金のかかった「犯罪者」「逃亡者」となった転落の人生。
本作で監督はどこに視点を定めようとしているのか?
それがちょっと気になりました。
というのも、クーデターが起きた国内の事情は描かれますが、海外へ逃れた、大統領の家族の目線によって、この独裁国家の全体像、また海外メディアの反応というのも描けたはずです。しかし、あえて監督はそれをしておりません。
あくまでも、監督が注視しているのは大統領という仮の名の「おじいちゃん」と「幼い孫」が逃げる、というお話であり、その様子をドキュメンタリータッチで描いて行きます。
本作で、やや食い足りなさを感じるところは、大統領の過去の「愚行」「蛮行」がほとんど描かれていない、ところにあるとおもうのです。
そのため、間接的にどんなひどい圧政があったのかを「難民」の口から語らせて、観客に想像させる、という手法を取っております。
そのためにやや説得力不足を感じますし、悲劇の味わい、なにより庶民の切迫感、というものが「つくりもの」であるという雰囲気が拭えませんでした。
かつて、黒澤明監督の「乱」では、ピーターさんが演じた「道化」が極めて重要な役割を担っていました。これは元ネタのシェークスピアのリア王と同じですね。
「乱」での城主、お屋形様への辛辣な批判も平気で口にしますし、王様の心象風景を道化がうまく導き出し、観客に提示させるよう、実に巧みに描かれていますね。
本作においても、かわいい「孫」が、大統領の心の内を導き出してくれるのか? とおもっていると、むしろ「孫」の可愛さの方が演出上、勝ってしまい、その孫の「幼さ」と「可愛さ」に観客は関心を寄せてしまうのです。
その分、救いはありますが、作品に深みを与えるまでには至っていない、というジレンマが生じます。本作を鑑賞後、なんとなくサラリとした印象を持ってしまったのは、そういうところに原因がありそうです。

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ユキト@アマミヤ

4.0目が離せませんでした

2016年1月2日
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鑑賞方法:映画館

興奮

思ったほど評価は良くなかったのですが、そんなことは
冗長なところも無く、まとまっています
おじいさんと孫の関係の表現も良い
子連れ狼のように賢過ぎない普通の子
ただ、おじいさん、体力気力ありすぎ
独裁者にまでなった人なので当たり前かな・・・
ラストはこれで良いと思います。

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シネパラ

3.0独裁者の末路と…。

2016年1月2日
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独裁者の末路はこんなものであるのだろうが、見逃してはならないのは独裁者が居なくなっても世の中は変わらないという事。

フセイン亡き後、カダフィ亡き後その国は安定しただろうか?

しわ寄せを食らうのは弱いものばかり。

なんて事を考えながら観ていると思い気分になります。

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ポルナレフ

5.0孫と祖父の灯した明かり

2015年12月29日
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sakatea

3.5感動、でくくられるのも…。

2015年12月25日
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鑑賞方法:映画館

難しい

‘感動の誕生’とチラシではうたわれているけども、それでくくるのも微妙なお話で…。
独裁者の大統領が国民のクーデターで追われる身に。自業自得な成り行きだけど、追われてからの大統領がこれっぽっちも国民のことをわかっていないのが恐ろしい。独裁者とはこういうものか。
感動のラストというか、意見は当然賛否両論な話の進め方。結論なんてないんだろうな~、という思いで見終わりました。

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peanuts

4.5社会派を堪能

2015年12月24日
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孫のストレートな質問に対する大統領の応え(信念)が徐々に揺らいでゆく演出が圧巻。丁寧に心情と状況の変化を描いている。登場人物の視線や風景、被写体すべてから、監督の訴えが伝わってくる。

投獄され拷問を受けた男が家へ戻るシーンは、男の表情、妻の声、風の音、荒れた風景だけの演出だが、これが素晴らしい。

負の連鎖を断ち切るために非常に考えさせられた。世界の惨状を改めて思う。

胸がつぶれます。

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jollyjoker

2.5もう少し

2015年12月21日
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突っ込み所は多々ありますが、狙い処はなかなか良く最初は引き込まれます。現実が解らない孫が切なさを出してます。正直、逃げてるシーンが長すぎて疲れて来ます。最後、…って感じで逃げてるシーンを短くしてもう少し時間をかけてそれなりの結論を出して欲しかったですね。

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あおけん

3.0意外とひねりのないシンプルな作り

2015年12月16日
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おおよその期待どうりの作品でした。力に頼る統治は争いの元になり、争いが復讐の連鎖を生む虚しさを現実の世界でイヤと言うほど見せられているので、メッセージは伝わりましたが、それの新鮮味は余りありませんでした。

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dilbert4216

1.0因果応報と呼ぶには悲しすぎる。健気な瞳に映る、本当の世界。

2015年12月15日
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悲しい

難しい

寝られる

【賛否両論チェック】
賛:自らの圧政のせいで、どこへ行っても憎しみと嫌悪の眼差ししか向けられない大統領と、そんな彼に寄り添い続ける孫息子の姿が、とても切なくて印象に残る。
否:展開はかなり単調で、ストーリーも後半はかなり淡々と進むので、気をつけないと眠くなりそう。終わり方もかなりの消化不良で、賛否が分かれるか。

 それまで自分が行ってきた数々に非道な行いによって、どこへ行っても命を狙われ、正体を知る者には協力を拒まれてしまう。勿論因果応報といってしまえばそれまでのはずなんですが、栄華を極めてきた大統領が、泥と恥辱にまみれていく姿は、非常に悲しく孤独に映ります。
 また、そんな大統領に健気に寄り添い、訳も分からぬままに共に旅を続ける孫息子の存在が、切なさをより一層際立たせていきます。大統領に、自分達の今の状況が〝ゲーム”だと教えられていた孫が、ある時
「こんなゲーム、もう嫌だ・・・」
とつぶやく姿なんかは、思わず胸が痛みます。
 ただその分、本作の終わり方には賛否両論ありそうなところです。展開も後半に進むにつれて、かなり単調で淡々としていくので、人によっては飽きてしまったり、眠くなってしまうかも知れません。
 何はともあれ、平和のありがたさを改めて痛感させられる、そんな作品に仕上がっています。

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映画コーディネーター・門倉カド

4.0負の連鎖

2015年12月13日
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人間の憎悪は常に対象を求めている。独裁者に罪をなすりつけることはたやすい。独裁者を生まない土壌を作るために、選挙に行こう。そう思いました。

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くらら

2.0悪ふざけ?

2015年12月12日
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笑える

怖い

寝られる

描写が荒くてコメディーチックだし、途中から起伏がなくなりテンポが悪くて眠くなる。
真剣に観るべきか笑うべきか…なんか悪ふざけの様な映画だ。

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Bacchus

4.0たった1日で全てが変わる

2015年9月16日
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鑑賞方法:試写会

悲しい

怖い

難しい

孫を喜ばせるためだけに、街じゅうの電灯を電話一本で
つけたり、消したり。
馬鹿でかい家に住み、召使を従わせ、何一つ不自由のなかった暮らしも
たった一晩で全てが無になりえる、これが人生。

虐げられてきた市民たちの葛藤うずまく人間臭いラストシーンと、
この独裁者の爺さんの、ボロボロになっても失われなかった
尊大なオーラが強烈です。

去年試写会で観たけど、一般公開されるようなので再度観に行きます。

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chibirock