劇場公開日 2015年1月9日

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「これが世界の現実。それでも諦めなかった子供達の正義。」トラッシュ! この街が輝く日まで 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0これが世界の現実。それでも諦めなかった子供達の正義。

2015年1月16日
PCから投稿

悲しい

怖い

難しい

【賛否両論チェック】
賛:世界の厳しい現実が、これでもかとリアルに描かれる。そんな中でも正しいことをしようとする少年達に、心打たれる。
否:思いのほか暗くて重い世界観は、好き嫌いが分かれそう。拷問シーンなどもあり。

 恐らく当初の大方の予想よりも、かなり暗くて重い世界観に、驚かれる方も多いかと思います。惨殺シーンとか拷問シーンも結構あるので、苦手な人には不向きな作品です。
 このお話で描かれているのは、貧富の格差や人種差別、腐敗した権力の横暴など、思わず目を背けたくなるような現実の世界。その中にあっても希望を失わず、必死に正しいことをして生きていこうともがく少年達の姿が、痛々しくも逞しく映ります。
 社会問題を正面から見つめたい真面目な時に、是非オススメです。

映画コーディネーター・門倉カド