「毎回号泣出来る映画」脳内ポイズンベリー tomo sanoさんの映画レビュー(感想・評価)
毎回号泣出来る映画
意外と評価が賛否両論だけれど、僕は毎回号泣して震えるほどに感動してしまいます。
何がそんなに感動出来ないんかなぁ〜?
西島さんのアツく語りまくるあのシーン
打ちひしがれたポジティブ神木くんの絶望の中からのあの蘇りのシーン
ひよりちゃんのあの感情的叫びのシーン
そして永遠のような心の世界が壊れそうになるあのシーン
思い出すだけで涙が出て来る。
それぞれが安定の神演技!
あれが自分の脳内で起こっているとしたら、自分の魂たちが辛い時も苦しい時も切ない時も、一緒になって真剣に向き合って、泣き叫んでくれている。
自分ひとりで生きてるんじゃないんだなぁ〜
見えないところで繋がっている。
ひとりで落ち込んでいる時も、
嬉しい時も喜ばしい時もあんなにポジティブになったりネガティブになったりしながら生きているだなんて、こんなに元気になれる映画って他にはなかなかないとも思える。
インサイドヘッドも良かったけれど、インサイドヘッドよりも、大好きな映画です。
インサイドヘッドのカナシミくらいの暖かくてインパクトあるキャラクターが、5人いるって感じでした。
インサイドヘッドよりも世界観がよく創り込まれていて、哲学的でもある映画です。
たぶん自分の中に、いつも似たようなこと考えているほぼ同じような設定のキャラクターがいるから毎回号泣出来てしまうのかも?
頭で論理的に考えて議論して考えてしまう自分。
衝動的な自分。
ネガティブな自分。
ポジティブな自分。
淡々とことを進める自分。
本能からの自分。
混乱してフリーズしてしまう自分。
なんかいるんだよなぁ〜
そしてその一生懸命さに、泣けてしまう。
どれにも感情移入しづらかった場合は、ただの箱庭映画ぐらいにしか思えないのかもしれませんが、僕にとっては大切な映画のひとつです。
コメントする