「つまらなくはないけど、『ドラえもん』や『クレヨンしんちゃん』の映画の面白さを改めて知らされる」スポンジ・ボブ　海のみんなが世界を救Woo（う～）！　近大さんの映画レビュー（感想・評価）

海の底のビキニタウン。皆、カニカーニのカーニバーガーが大好き。
ところがある日、秘密のレシピが何者かに盗まれ、カーニバーガーが食べられなくなってしまった！
濡れ衣を着せられたスポンジ・ボブは敵のプランクトンとチームを組み、レシピを探す冒険へ！

…で、いいのかな、あらすじ？

アメリカでは子供たちに大人気の“スポンジ・ボブ”。その劇場版第２弾。
ハリウッド映画の劇中でよく子供たちが『スポンジ・ボブ』を見ているシーンがあったりする国民的アニメ。一応、アニメやキャラも知っている。劇場版第１弾も昔見た事ある。
でも、詳しくは知らない。
アメリカ人にいきなり『ドラえもん』や『クレヨンしんちゃん』の映画を見せるようなもん。

スポンジ・ボブ以外のキャラや大まかな設定をよく知らないので、最初は話についていけない。
でも、徐々に何となく。だって、子供向けのアニメーション。
単純で分かり易いが、話が本当にお子ちゃま向け…。
一応話はあったけど、ただキャラがドタバタするギャグアニメで、小さい子供だけが喜びそうな内容。
大人にはちと…かも。

でも、終盤はユニークな展開に。
レシピを追って、スポンジ・ボブたちは陸の世界へ。
陸のシーンは実写。2Dアニメだったスポンジ・ボブたちも3DCGキャラに！
さらに思わぬ姿に変化して、レシピを盗んだ海賊と対決！
海賊役に、アントニオ・バンデラス！
一世風靡したあのラテン俳優がこんなお子ちゃま映画に…。
最近Ｂ級活躍ばかりだが、本作はアメリカで大ヒットして子供たちに大人気の作品に出演して喜ばせただろうし、一応はキャリアにプラス…？

2Dアニメから実写×3DCGになったりつまらなくはなかったけど…
改めて思ったけど、大人でも面白い『ドラえもん』や『クレヨンしんちゃん』の映画(つまりは、日本のTVアニメの映画)はやっぱりスゲェーなぁ…。