劇場公開日 2014年10月25日

おやじ男優Zのレビュー・感想・評価

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3.5濱のぬるい風にあたりながら

2015年7月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

知的

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いぱねま

5.0ベテラン監督のチャレンジ

2014年10月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

興奮

感動した。ドラキュラシーンのスモーク、ラスト前の雨シーンとかデジタル加工もありデジタル撮影+ほぼ同録音声でピンクと明らかに違う現実感。
「自主制作、一般作」
旧上野オークラの映写室も出てくる。上野オークラさんは高校時代に入ってみたかった聖域だったなー。館内そこかしこがリアルに古臭い。
個人的にはAVとピンク映画は違うものと思ってる。この作品の女優男優陣もAVからデビューが多いけどピンク”映画”の演技に憧れてピンク側に来た人たちだと思ってる。若い俳優さんたちはこれからほかの監督さんの一般作やテレビ、舞台もやるかもしれない。
ベテランさんたちはさすがに観たことある人が出てて(そして同録なので)いつもと違うプライベート部分を覗き見てしまったようで妙に恐縮&どきどき。
カメラの距離、アングル、切り替えがすごく安心感ある。
物語の展開も理解しやすくて何よりおやじたちのセリフに思い当たることがたくさんありすぎて揺さぶられた。ヒロインの健気さ、優しさをうまく表現していて魅かれる。
大前さんのエピソードとか自然に泣いたし。
今回観たあとのトークショーで、有末さんの原作では瞳ちゃんだったヒロインの名前がゆりあになった理由を聞いた。池島監督やゆりあちゃんの人柄、生き方まで感じられた。

「自主制作、一般作」である。
パンフレットでも監督が書かれていたがピンク映画を作れば制作会社がピンク映画館でバンバンかけてくれる池島組作品。
でも監督が一般作の映画としてやってみたかったことをこの作品でたくさん挑戦されているんだと思います。全国的に地道に売り込むのは本当に大変かもしれない。でももしこの作品を観られる機会がある人はぜひ見逃さないでもらいたい。

エロい映画じゃない。一般作で知られる俳優さんも出てない。
でもキャストも制作陣も映画が好きでピンクの演技、演出、撮影、効果、音響に誇りとプライドを持ってて絶対一般作としてでもひけをとらないって心意気を感じる作品。

ヒロインはスクリーンの中で永遠に色褪せないまま生きる。

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らっこおやじ