「詰め込み過ぎたからいけない。」ターミネーター:新起動 ジェニシス しゅうへい(syu32)さんの映画レビュー(感想・評価)
詰め込み過ぎたからいけない。
「ターミネーター」シリーズ第5作。
DVDで再鑑賞(2018/09/02)。
仕切り直して、意表を突いたストーリーをつくるぞ! ―という強い意気込みは感じられましたが、いかんせんいろいろと詰め込み過ぎた感があるなぁ…(笑) 「T1」の冒頭を再現しながら、新たな展開を盛り込んで来たのは上手いなと感心したものですが、そこからがいけなかった…。
リスペクトとオマージュが満載で、最初だけでお腹いっぱいになってしまいました。リブートなんだからそこまで旧作の要素を取り入れないで良かったのに…と思いました。T-1000がいちばんいらんかった…。マジで余分でした…。
ジョン・コナーを悪役にするのは見事な発想の転換で、初鑑賞では「ありだな」と思いましたが、今回改めて観てこれが一番無いなと考えを改めました。
変えて良い前提と悪い前提がありますが、これは後者の好例だなぁ、と…。物語が混迷し、一応終止符は打たれましたが中途半端感が否めませんでした…。
シュワちゃんを出さないと始まらないので出てくれるのはめちゃくちゃ嬉しい限りですが、本人が高齢になったことで、ターミネーター自身も人間の生体組織を被っているから「当然歳を取るんだよ」と言われても都合良過ぎやろ、とツッコむしかありませんでした(笑)
コケるべくしてコケた映画だなと思いました。エミリア・クラークのかわいさとタフさが本作唯一の救いだなぁ…。
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リンダ・ハミルトンがサラ・コナー役で復帰するという、ジェームズ・キャメロン完全監修の新三部作に大期待です!