ハーモニーのレビュー・感想・評価
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入り込んでしまう映画でした
原作既読です
最後が違うので評価が分かれる作品(否の方が多いかな)
自分はかなり良かったと思います
この作品で伊藤計劃さんを知りました
レビューを書きにくい作品ですね
凄く良かったけど、それをどう表現したらいいか分からない
全てが感情
溶け込むと言うか…
自分に語彙力がないのはその通りですが、簡単な言葉も出てこないです
なんとか言葉で表すなら「観るんじゃなく感じる映画」ですかね
レビューになってないなw
最高でした。原作は未読で、読んだことがあるのは虐殺器官のみです。 ...
最高でした。原作は未読で、読んだことがあるのは虐殺器官のみです。
初見の人にもわかるようにしているだろうなとは思って見てだけれど、最初から最後まで本当に素晴らしかった。完成度高い。
最初と物語の進む方向が違い過ぎる
人工的な絵柄と女子校生のレズってナニコレ
健康まで管理される超監視社会
人類の完璧なハーモニーのためには意識など無くていい!ということか。
独特なアニメが邪魔をするので原作小説を読んでみたい。
テーマが好きなら気にいること間違いなし
原作小説は何度も読んだ。世界観やストーリーが個人的にツボでお気に入りの作品。アニメ化させるに際してその魅力がどこまで映像化されるか注目していたが、まずは及第点。回想・独白が多いことに抵抗を感じる人もいるだろうが、もともとが深遠な作風なので受け入れるしかない。
ただ、WatchMeを体内に埋め込むことで病気が駆逐された超健康社会の極端さとシニカルな滑稽さをもっと深く描いてほしかった。主人公たちが生きる世界をより具体的に理解できた方が、ストーリーを断然楽しめるからだ。
伊藤計劃作品の中でも一番好き!
大好きな作品。
この世界はWatch meというナノマシン遺伝子に管理されています。
平和を人工的に作り出した世界では、機械によって健康や生活を守られながら生きているのです。
一見理想郷とされる幸せな世界。
でも、トァンにとってここは、優しさに殺された死の世界なのです。
この幸せに満ち溢れた世界で苦しむ人間たちを解放しようとするトァン。
与えられた健康や幸せは、本当の意味での優しさと言えるのでしょうか?
人工的に作られた理想郷に、果たしてどこまで人間はついていけるのでしょう。
全てが完璧な世界なんて、本当は存在しないのかもしれません。
自我が生まれ死ぬまで
捜査官の主人公が事件の解決と落とし前をつける話
虐殺器官を鑑賞後勢い余って見ることに。
劇場とTVの差、作画の差などで大分げんなりしてしまったものの、話自体は面白かった。
アクションより事件捜査と回想に重きを置いた展開なので退屈と感じる人もいるかも知れない。
同じ世界の後日譚だが本作は平和の約束された日常、自我がどんどん削られて争いの無い世界。ちょっと過剰すぎる気がするがこれが世界平和の一つの形なのかも知れない。
世界のシステムを逆手に取った犯人のテロ、同一作者なだけに展開が似ている気がするが、主人公達は女性なのでそれならではの心の動き、感情がいい差別化になっていた。
親友のいかにも拗らせた様な性格も話が進むにつれて理由付けされていくし、最後の展開なども綺麗な決着だった。
ただ、世界観と緊張感があまり感じられず、大多数の人類が終末のを迎えであろう大規模な話な割りに、身内だけでなんだかこじんまりしてしまった感がいなめない。
犯人の動機は捻りがあったのだが自分としては納得があまりできなかった。いや理解が足りていなかったのかも知れないのだが・・・
自分の理想郷に人類を連れていこうとした訳だが、そこには友情も愛もない世界、主人公の事が気に入っていた様だがそんな感情も生まれなくなってしまう世界に行く意味はあるのか?
合理的に考えているのか感情的なのかよくわからなかったが、それでも決着をつける最後は切なく思えたし、綺麗な悲劇だと感じた。
原作を読めば理解が深まるだろうが、映画として一つの作品なのだから単体で納得させられる作りであってほしかった。
劇中セリフより
「理想を求めるか心理を求めるか」
どちらも欲しいが純度が高い物ほど一つしか手に入らない。
理想も心理も突き詰めると人間は人間でいられなくなるのではないだろうか。目指すのは勝手だが目指さないのも勝手なはずだ。自分の判断を押し付けてしまわないようにしたいものです。
もったいない
伊藤計劃の虐殺器官、ハーモニーは
いわゆるゼロ年代SFでは非常に評価されている
本作は小説の映像化という点で高評価
でも作品としてはやや評価を下げざるを得ない
もともとハーモニーは密度が濃い小説
ナウシカのネタやしょうもないギャグ、
フーコー、ヒトラーの雑学まで
「etml」なんてのは、この作品の根幹をなすのだが
大幅に削られている。これは映像化で当然
画面映えする表現を選択して描いているのは好感。
小説で想像していた世界が見事に表現されている。
町並みや建物の造形は主人公の感じる嫌悪感を反映しているのだろう
小説上では色彩の薄い立方体なのだが、この改変は世界観を表現するのに一役買っている。
またPassengerBirdのデザイン、螺旋監視官の制服デザインはずば抜けて優れている。
ただWatchMe、生府<ヴァイガバメント>、財布が使えれば~などの説明などもごっそり抜けている。
作品の大きな魅力が喪失しているので映画をみて面白いと思ったら小説は絶対に読んだほうが良い。
ハレルヤは流石に宗教色濃いので改変したのだろう。そこは脳内補完した
あくまでも映像化は成功している。
が、単体作品としては魅力が少ない。
面白かったですね。 良かった点 SFでどれも辻褄があっておりその映...
面白かったですね。
良かった点
SFでどれも辻褄があっておりその映画館にいる間どっぷりとSFの時間に浸かることができました。
こういう恒久平和的な作品は作品が発表されたあたりでは多かったけどラストが新しかったかな。
悪かった点
少し話が難しかったかな
バッドエンドがあまり好きじゃないですね。
総評
もう少し長い時間見たかったかなと思いました。
観た後にどんどん好きになっていく
中身のパンパンに詰まった上質なSFであり、エンターテイメントもきちんと保っている作品を観た。
なにぶん会話シーンが多く、それをカメラの動きでごまかしているような気になってしまう、(レストランでの会話シーンなど)少し残念な所もなくはないですが
語りしろの多く、鑑賞後深く考えさせられるというのは映画としてとても正しいと思います。
一見クールなようで、高校時代のこじれによってその後の人生が振り回されている感じ、主人公のトアンもなかなか人間くさいのです。
ラストはそんな彼女の人間臭さが、ミァハの想像を超える。そんな風に解釈しました。ホントは星4つけたいぐらい。
鑑賞後、二人のオタク男子ペアの連れてこられた感じ満載の片割れが
寝ちゃったわあと漏らしていたのを聞き、お前なんかハーモニーされちまえと思うに至りました。
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