劇場公開日 2014年11月8日

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「とても、心に残る作品でした!」花宵道中 SNICEさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0とても、心に残る作品でした!

2019年2月6日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

先ず初めに。。。
XX賞受賞作品を何作か読んで、花魁物の舞台を視覚的に
見たく、たまたま本作品をDVDで鑑賞しましたので、
特に安達祐実さん及び原作のファンでもないです。

作品的には大まかに分けると、主役の性別の違いなどございますが、
名作Leonと共通する、
「恋に全く心動くことなく裏稼業を淡々と熟して来たヒロイン(ヒーロー)が
愛してしまったのは、復讐を心に誓う”愛してはいけない相手だった」
というストーリーだと思います。

総評を先の申し上げますと、
この手のストーリーは非常に心を揺さぶり、安達さんの演技も素晴らしく
これから劇場でなかなか見れないと思いますが、DVDの旧作ならプライス的にも
是非、見る価値はあると思います!

その上で全体的に気になった点を申し上げますと、
原作を存じ上げませんが製作費の関係か
・尺が少し短い(短すぎる?)
・遠景のカットが昭和40年代のお茶の間時代劇のようなチープさ。
が全体的に気になりました。

次に細部で良かった点と気になった点を挙げます。

良かった点
①安達さんの少しロリっぽくも見えるところが、
 吉原しかしらない花魁と重なり、
 演技的にも非常に良かったと思います。
やはり、美形は映えますね~

②花魁達の伸長差についてですが、
 賛否両論あると思いますがわたしくは良かったと思います。

 たしかに凸凹な感じはしますが、
 お八津を含めて、他の女郎さんの着物特有の美しいのラインは、
 小柄なヒロインのみでは出せないと思われ、
 魅せる意味でも必要と感じました。

③津田寛治さんの演技は流石ですね~
 尺が短いと感じる構成で、津田さんの個性的な演技なくして、
 しかっりとした骨格は作れなかったと感じます。
 アッパレです。

気になった点

①人工光についてですが、
 折角、スモークなども使って丁寧に作っているのですが、
 状況や背景とマッチしていないシーンがあり、
 状況を錯覚する場面がありました。
 色温度や硬さなのでわたくしの再生環境も問題でしたら、
 悪しからずm(__)m

②安達さんは確か首の角度が向かって右傾く傾向にあるかと
 思います。
 シンメトリーな道中直前に傾いた時にはドキッとしましたが、
 流石にメインシーンでは垂直にビシッと決まって安心しました(^^

最後に原作を知らない者の個人的な要望ですが、
ラストに近い朝霧が簪と横たわるシーンの前に、
”セピアなイメージで朝霧が年季明けして遊郭を明るく皆に見送られ、
旅路の末に夕暮れに橋の向こうにいる半次郎に笑顔で再開するシーン”
で繋いで頂けたら、何か安堵感もあり、より感情投入出来たかと思います。
 →あくまで個人の要望でm(__)m

重箱の隅を楊枝でほじくるような事を申し上げましたが、
全体として綺麗の纏めて素晴らしい映画と思います。

ラストの回想シーンも良かったです!
是非、ご覧ください(^^)/~~~

長文でm(__)m

SNICE