リトル・フォレスト 夏・秋のレビュー・感想・評価
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また観たくなると思う。
丁寧な田舎くらしとお料理の映画。
生きる為に必要な食がどおやって出来ているか。改めて考えさせられます。
都会くらしとのギャップをめいいっぱい感じながら観てました。
映像が綺麗なんで楽しかったです。
お料理の映し方もきれい!
そして……橋本あいちゃんのかげった雰囲気がよかったな〜。
自分の責任で話せるのってそれぐらいだろう
映画「リトル・フォレスト 夏・秋」(森淳一監督)から。
原作の漫画を知らなかったので「「リトル・フォレスト」が、
作品の舞台となっている、東北の山間の小さな村「小森」を
英語にしたタイトルとわかり、ちょっぴり苦笑いをした。
ただ、ストーリーも映像も、私好みであり、
大きな事件があるわけでもなく、大きな自然に抱かれて、
淡々と時が過ぎ、その生活の中で自分を発見していく。
気になる一言は「夏編」の「6th dish)」
主人公・いち子の後輩、都会に出て戻ってきた、ユウ太の台詞。
「自分自身の体でさ、実際にやったことと、その中で感じたこと、
考えたこと、自分の責任で話せるのってそれぐらいだろう。
そういうことをたくさん持ってる人を尊敬するし、信用もする。
何にもしたことないくせに、なんでも知ってるつもりで
他人が作ったものを右から左に移してるだけの奴ほど威張ってる。
薄っぺらな人間の空っぽな言葉を聞かされるのにうんざりした。
俺はさ、他人に殺させておいて、殺し方に文句をつけるような、
そんな人生は送りたくないなって思ったよ」
なかなか深い意味が隠されているなぁ、とメモをした。
私も元来「現場第一主義」だし、頭で覚えた「知識」より、
体で覚えた「知恵」を大切にしようと常に思っている。
だからこそ、この台詞が響いたが、ふと現実を振り返ると、
「世の中、そんな甘いもんじゃない」という台詞も理解できる。
う〜ん・・迷うところだけれど、気持ちだけは
「自分の責任で話せること」の範囲を意識しよう、そう感じた。
そう言えば、主人公の彼女も、こう呟くシーンがある。
「言葉はあてにならないけれど、私の体が感じたことなら信じられる」
結局は、そう言うことなんだよなぁ。
お腹が減ってくる映画
お腹が減ってくる映画で料理シーンにすごい力を入れて作っている。いわゆる高級な美味しさではなく、普通の美味しさ。
肝心の話は、あんまり進まないので、途中でだれてくるのは仕方ないのかな。
自然の中で暮らす時間
山に囲まれた自然の中で暮らす時間は、街中で暮らす時間よりも、ゆっくりで、穏やかに感じる。だからこそ、傷ついた心を癒やしてくれるのか。
同じ自然の中で暮らしていても、その理由は様々で、逃げてきたのだったり、故郷を豊かにするためであったりする。それは、どこでも変わらないのだろうけど。
他人に殺させておいて、殺し方に文句を言う人間にはなりたくない、という青年の言葉が心に残る。わが身を振り返る。そのような、他の生命を大切にしない人に、自分は果たしてなっていないか。自然と接することは、他の生命を大切にすることにつながるのだろう。
悪くはなかった。
だからといって両手を挙げてすばらしといい切れる作品でもなかった。
冬・春編と両方を同時に見れたので行ってきた。
OPから高揚感のある感じで引き込まれた。
しかし、よく食べる。
ずっと食べている。作っては食べ、飲み、作っては食べ、飲み。
繰り返しその場面が続いてゆく。
それがいいのだが、それが退屈だ。
美しい東北の山間の村で暮らす橋本愛がとてもよかったとは思ったが、逆にそれが嫌味にも思えてくる。
そこで夏・秋編があるのだろうと思ったが、それはまた別の話。
よくも悪くもあるのでこんな点数になってしまった。
生活
橋本愛目当てで、みましたが、
とっても自然で、特に何があるわけでもなく、とにかく、『生活』を映している映画なのです。
とっても、好きになりました。
また見たくなる。何回見ても大丈夫な映画に久しぶりに出会った気がします。
『冬春』もすぐみたいな。
淡々とした生活描写から背景が浮かび上がってくる演出が魅力
「…が面白い」というところはなく,淡々とした生活描写から背景が浮かび上がってくる演出に魅力を感じ,続編も観たい気にさせてくれる.なんと言っても出てくる料理が須く旨そうで観てて腹が減るw
癒されます♡ こういう時間大事♡
なんでしょうかー。この癒される感じは・・・。橋本愛さんが好きで観ましたが・・・
ただ・・農作業して、ご飯作って、食べて・・一日が終わって・・
これを繰り返すだけなのに
このシンプルさが妙に心を落ち着かせ、最後まで見入ってしまった。そして、気が付くと・・すっごく心地よく癒されていて・・
すごく不思議な作品です。 でも、観て良かった。季節感や食材の新鮮さ、映像から伝わってきてクオリティー高いです。
じっくり、丁寧に作った作品だと思います。
そして、橋本愛さんの透明感とナチュラルな感じがマッチしていて
とっても後味いいです。ぜひ続きも観ます。
食材の名演技。
深夜・休日のグルメ番組が大流行している。
筆頭格はあの「孤独のグルメ」なんだろうが(まさに胃袋テロ!)
実はこういう番組が好きで「深夜食堂」時代からずっと見ている。
(最近始まった「本棚食堂」も面白いぞ)
今作が上映されるのは知っていたけど、原作は知らない。
東北の山村で自給自足…という宣伝に、「海ごはん山ごはん」?
なんて思ったけれど、ほぼそれに近い^^;
特に田舎に興味がなくても、特に料理が好きでなくても、
スッと入れる不思議な感覚の映画である。うーん…映画か?と
思えるくらいか。一季節ごとに一エンディングが入るという、
変わった趣向なので、これは松竹が深夜放送を目論んで、
最初からこんな形式で編集を完成させたのでは?と思ったり。
しかし季節の移ろいに美味しそうな手作り料理のオンパレード。
退屈?と思いきや、冒頭からずっと橋本愛のナレーションが入り、
その説明を聞いているだけでも飽きない。
まぁツッコミを入れると、家の外見と内見の大違いというか^^;
あの山村であの家の綺麗さはないだろう?と思うTV向け映像、
主人公のファッションですら、もう山ガールの美に達している。
本当の農家を体験している人からすれば、うーん?と思うところ
だろうと思うが、今作は農業に焦点を置きながらそれだけでなく、
この食材でこんな料理ができる!素晴らしさを次々と披露する。
見ている間中、ほーっ。とか、へぇ~。なんて頷いてばかりいた。
食べることが大好きな人間にとって、新鮮な食材を前にして
四の五のいうんじゃねぇ!!といったところだ。目から美味しい。
淡々と捌いていく橋本愛の演技も自然体で、気持ちがいい。
演技とも実技ともいえるその生活にスッと馴染んで、この子は
初めからこの山村に住んでいたんでは?と思わせるほどだ。
元々この家が生家、という設定なので、農業していた母親から
あらゆる生活技を教わったとはいえ、手慣れた手捌きと演技。
人気のある若手女優だが、私は初めてこの子に魅力を感じた。
一作品ほぼ一時間で二作ずつ。次回は二月に公開だそうだ。
映画という意味で確かに変わっているが、非常に興味深い作品。
(トマトの強さと弱さを自身に擬えるところなど、比喩表現も豊か)
なんだかいい映画
少しネタバレありかな?気になる人はスルーお願いします。
突き詰めればただ料理を作ってる映画なのですが飽きずずっと何時間でも見ていられる映画。
ほぼ橋本愛の独壇場なんですが三浦さんや温水さん、松岡さんの演技もまた作品に深みを足してくれてます。
橋本さんのファンなら見ておくべき!?
エンドロールが2回もあるのもまた新鮮です。秋編のエンディングもまた気になる終わりかたをしてくれてます 笑
テンポがよく飽きずに見れると思います。
久しぶりにリラックス
東京の劇場でも入りは20人くらい、やや淋しいかったですが内容は実に良かった。東北の農村に生きる人々とその天地の情景、そして主演の橋本愛さんが実に清々しかった!1年間の撮影なくしては得られない重厚な時間がずっしりと体に響きました。次々と現れる愛ちゃんの作った美味しそうな料理に、恥ずかしながら隣の若い女性と二人お腹をグーグー鳴らしながら見入ってましたwwww
ドキュメンタリーでもなくストーリーでもない、この何とも言えないバランスが心地よかった。愛ちゃんの整った顔立ちとその淡々としたナレーションも、風景に馴染んで違和感は有りませんでした。母親役の霧島カレンさんは堀の深いハーフのお顔が、濃い顔の愛ちゃんとのバランスが取れて、普通の日本人の女性では母子として違和感が感じられた事でしょう。各種の料理と農作業、タヌキ、ネコ、アオサギ、カニ等の生き物も素敵な映像でした。細かいストーリーは次回でわかるんでしょうが早く冬・春編が見たいものです。
テレビでやって
森監督と橋本愛の組み合わせが観たいがために劇場へ。その意味では満足なのだけど、いちばんびっくりしたのは1つ終わってエンドロールが流れてもう1つが始まるとき。都合2つのエンドロールを見せられるなんて。しかもほぼ同じ人名を2回もみる退屈さ。再編集の映画版もこうはならないのになんなんだ。テレビでやればいいのに。
中身は橋本愛のカントリーライフ写真集。遅れて来たロハス。食べ物映画祭でもてはやされる何か。……なんで映画なんかにするんだろう。。なんで4本に分けるんだろう。たぶん後半は観ないけど、いちいちいろんな映画を二段分けにするのは勘弁して欲しい。
お腹すいた〜
一本の作品かと思っていたのですが、夏と秋で一本づつというオープニング・エンディングが2回流れるという面白い構成でした。
自然に囲まれた生活、その中で獲た動植物を料理し食らうという、ほのぼのとした作品でしたね。
普通だったらスーパーで買ってしまうようなものを自分で一から作ったり、生きものを食らう姿は色々考えさせられました。
たまには自分でも一から作ってみようかな。
ハイテクな生活はスタイリッシュで素敵ですが、こういう自然に囲まれた生活も素敵ですね。
老後は、こういう生活をしてみたいです。
健気さといじらしさ
なんで、いち子(橋本愛)がただ自転車に乗っているだけの映像を観ているだけなのに、涙がでてくるのだろう?
そこ、泣くところ?と思う人もいるだろう。だけど、画面からいち子の健気さが伝わってくるのだからしょうがない。
人の少ない山間部の集落で、自給自足をしながら一人で生きているいち子。彼女は、自ら進んで故郷に戻ってきたのではなく、なにかに挫折し、逃げてきた。そして、ずっとここに居つくつもりもない。だけど、そんないち子は、生まれ育った故郷の人や季節や野菜や生き物たちに囲まれることで、自分を取り戻そうとしている。昔を思い出しながら料理をする。ぽつりぽつりと独り言を言う。汗にまみれて農作業に精をだす。その姿がとってもいじらしいから、涙が流れてきてしまうのだ。
役者もいい、映像もいい、カメラワークもいい。流れる音楽もめちゃくちゃに心地いい。どんだけ金や人や火薬を使っても、こんな極上の優しさに包まれる気分にさせてくれる映画はないだろう。
続編に期待。
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