劇場公開日 2015年11月21日

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「サン=テグジュペリを礼賛した作品。」リトルプリンス 星の王子さまと私 コバヤシマルさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5サン=テグジュペリを礼賛した作品。

2022年8月30日
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鑑賞方法:VOD

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内容は、星の王子さまを前半で後半で映画制作者が想像する現代版星の王子さまを映像化した作品。好きな言葉はやはり『本当に大切なモノは目に見えない』っと物語の中で理解するところです。星の王子さまといえばコレって言葉が自分の私生活にまで浸透しています。好きな場面もやはりお別れの場面で地球から🌏自分の星へ🤩蛇に🐍送ってもらう所です。サン=テグジュペリの描く内容は抽象的で文学的な素描が持ち味なので、今の現代人には分かりづらいかもしれません。特に『人間の土地や夜間飛行』は、とても面白いですが読み辛いです。時代性も多分に関係しているかと思われます。今回観た蛇の🐍場面は何だか嬉しい様な幸せな気持ちになった自分に、歳月を経た驚きを感じます。今と昔でも全く違い面白い感覚でした。今回の映画では『忘却』がテーマだった様に感じます。時には大切な事なのですが、本当に大切な事は忘れると中々思い出せないよ的なメッセージが読み取れました。ストップモーションアニメの出来も抜群で本の世界をあれだけ映像化出来る可能性を感じましたし、よく出来ている為に残念な様に思います。全体的に分かりやすくて若干原作よりの抽象的な表現はありましたが、子供も大人も楽しく感じられるのではないかと思いました。しかし、お爺さんの『懐かれると涙が出て来る』最後のシーンは反則ですね。そして最後でスタッフロールが逆に下から上に流れるシーンは、空を眺める様で映画は🎬終わりなのに、これから始まる様な現実への感覚と空を見上げてくださいね♪とのメッセージの様で凝ってるなと感じた最後でした。という事で思いを馳せて星を見ようとしたのですが、今日は雨なので☂️残念ながら星は🌟見えませんでした。(^_^;)

コバヤシマル