劇場公開日 2014年11月22日

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「NO MIRACLE X'mas」MIRACLE デビクロくんの恋と魔法 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0NO MIRACLE X'mas

2019年1月28日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

寝られる

萌える

山下達郎の名曲をモチーフにした小説の映画化。
男女4人が織り成すクリスマス・ラブストーリー。
こういう作品ってロマンチックでハートフルで雰囲気的にもいい好編多いが、つまらなくてびっくり。

何がつまらないって、ストーリー。
漫画家を目指す書店員の光。
光と幼馴染みの杏奈。
杏奈の仕事仲間の照明デザイナー、ソヨン。
光の同級生で売れっ子漫画家の北山。
光はソヨンに恋をする。
杏奈はずっと光に片想い。
ソヨンと北山は元恋人同士で…。
誰が誰を好き、誰が誰に片想い…何処かで見た事あるようなベタな男女恋愛関係。
片想い、届かぬ想いの切なさも全く感じず。
少女漫画かファンタジーのような現実離れ、ご都合主義。
なので、展開やオチもある程度想像付く。

所々登場する光の漫画のキャラクター、デビクロ。
実写とアニメの融合はユニークだが、何だか子供騙し。

榮倉奈々、ハン・ヒョジュら女優陣は魅力的。(採点のほとんどはこの2人に)
主役である筈の相葉雅紀の演技と役柄が酷い。“ミスターごめんなさい”のあだ名の如何にも“ボク、善人で~す”って感じがリアリティー無し。

近々公開される中島美嘉の名曲をモチーフにしたもう予告編を見るのもうんざりの某作品もそうだが、山下達郎のあの名曲を聴いて、どうしてこんな中身の無い作品になるのか。
曲を聴いている方がずっといい。
作り手側の感性や想像力の欠如。
監督誰かと思ったら、まさかの犬童一心!
こんな作品を手掛けるとは…。

近大