「恐るべき会話劇」PASSION andhyphenさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0恐るべき会話劇

2018年9月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

特集上映「濱口竜介アーリー・ワークス」にて。
人間関係とは儘ならぬものであり生きているって実は薄氷を踏むことのようだ、という感覚。
下手を踏むとただの頭でっかちな会話劇になりうると思うのだが、会話の質感がリアルすぎる。リアリティを演出で追求している、というより役者が完全にこの役に生きてしまったというか、そういう類の迫りくるリアルがあった。
居心地は常に悪いけど若さでは走れなくて、でも大人の方が時折突拍子もないことをする。若さと大人になることへのアンバランスを見た気がした。
感想としては、本当に私この映画に出てくる男の人たちがわからない。他人事だからか。占部房子は死ぬほどわかる。河井青葉は一周回ってよくわかんない。多分あれは自分もよくわかってない何かにしばられているんだな。

andhyphen