劇場公開日 2014年4月12日

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「罪と罰」アクト・オブ・キリング 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5罪と罰

2017年7月14日
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鑑賞方法:DVD/BD

怖い

知的

1960年代のインドネシアで起きた独裁政権による大虐殺。
それも恐ろしいが、もっと恐ろしいのは、関与した者たちが何も罰せられず、お天道様の下をノウノウと歩いている事だ。
日本で言うならば、殺人も平気で行う凶悪ヤクザ一味が政治のトップに居るようなもの。
映画は、彼ら主演で当時の再現映画を撮るという名目で密着しているのだが…
彼らには罪の意識は微塵も無い。
それ所か、自分たちを英雄と思い、虐殺も英雄行為。
誇らしげに語る姿を見よ!
醜悪極まりない。
再現演技は愚の骨頂。
どんな理由であれ…と言うより、殺人は必ず罰せられなければならない。大虐殺など問答無用。
ラストの“吐き気”は、多少でも罪の意識を感じたなど擁護出来るもんじゃない。
罪に押し潰され、苦しめ。

近大