自由と壁とヒップホップ

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解説

パレスチナのヒップホップ・ムーブメントを取り上げたドキュメンタリー。占領地の検閲所や分離壁といった目に見える分断はもちろんのこと、ジェンダー差別や世代ギャップまで、さまざまな壁を音楽の力によって乗り越えていこうとする若者たちの姿を描く。イスラエル領内パレスチナ人地区で生まれた史上初のパレスチナ人ヒップホップ・グループ「DAM」が、占領や貧困、差別により生きる意味を見出せずにいる若者たちへ向けて言葉を紡ぎ、そんなDAMに刺激を受けた若者たちもまた、ヒップホップを志し、歌うことで失われていた感情が呼び覚まされていく。やがてDAMは各地で活躍するパレスチナ人ヒップホップ・グループを集めてライブを開こうと試みるが……。監督は自身もパレスチナにルーツを持つアラブ系アメリカ人の女性アーティスト、ジャッキー・リーム・サッローム。

2008年製作/94分/パレスチナ・アメリカ合作
原題:Slingshot Hip Hop
配給:シグロ

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映画レビュー

5.0サラマレコーン DAM(ダム)は自分たちの音楽は政治メッセージとい...

2020年8月3日
PCから投稿

サラマレコーン
DAM(ダム)は自分たちの音楽は政治メッセージというより、自分たちの生活の姿だというが全くその通りだと思う。ある映画監督も同じことを言っていた。特にメディアがユダヤ人のイスラエルよりの情報をつたえて、パレスチナ側が疎かになっている。その理由は書くまでもない。
米国でも政治と音楽や映画やテレビ番組は政治とのつながりが多い。だからこういうヒップホップは面白いんだけど!

Palestinian Hip Hopの先駆者ダムを初めて知ったのは映画俳優で、Palestinian Hip Hopヒップホップアーチストのシャラビー(Mahmood Shalabi )からだ。シャラビーの出る映画を何作か観ていたので、彼を検索してみたら、Palestinian Hip Hop、MWR のリーダーであることがわかった。その後、ダムは自ずとyoutubeの画面に現れてきた。

English Translation of I Am Not a Traitor by DAM (をコピペするとダムのこのヒット曲が聴ける。)

心に響く。曲は、特に10代で活躍していた頃はパレスチナのなかだけでのヒップホップだったが、有名になると海外公演にも出て称賛されている。DAM - Mama, I Fell in Love with a Jew  この曲もそうだがダムはどうすれば幅広い人々にアピールするか知っていて、自分たちのメッセージ、現状を届けている。

ダムが初めてヒップホップをスタートしたイスラエルのテレアビブの近くのパレスチナ人が住むリッド(LYD)。タマールが米国のヒップホップのスターをCDを見せながら紹介するが最初ツゥ〜パックに影響されたようだ。ダムの音楽は30%がヒップホップで30%が文学で残りの40%はパレスチナの現状だと言ってタマール(当時19歳)は外を指差す

ダムとは対照に私がファンであるシャラビー(MWR)はこの葛藤が自分のなかの葛藤であって、その葛藤を直接音楽にして共有している(この映画ではなしている)より、自分の心のなかの問題が消化できていないという感じがする。うまく説明できない。パレスチナ人としての誇りもかなり強力で民族主義者で、攻撃的な言動が現れているので、イスラエル兵士につかまって攻撃されやすいタイプの人だ。シャラビーのヒップホップは英語で訳されているのは見つからないが、このドキュメンタリーで彼の思想がわかるし、それにヒップホップを少し英語を入れて歌っているので、彼の言いたいことが少し理解できるが。

米国のある黒人男性が言ったが、色が黒いと言うだけで警察から狙われる。まず、外見で判断されて、攻撃的な性格だったら、明らかに標的になると言うパターンが出来上がっていて、人権が尊重されない今の世の中の餌食になる。パレスチナの土地(アメリカインディアン)を占領したユダヤ人(白人)がそのルールをパレスチナ人(黒人たち少数派)に押し付け、2級市民として扱っているだけでなく自分たちの作ったシステムに入れこもうと考えている差別。

MWR のジャラビーはAKKA出身で、その街の様子を話しながら歩いてくれる。彼は自分がパレスチナ人としての誇りもっているが、そこに住んでいる若者には行き場がなく、最終的には麻薬の世界に入ると。
その後、ダムとシャラビーはパレスチナの難民キャンプである、Camp Returnといって体裁の良い、いつか故郷に戻れると言う難民収容所に行く。子供達のこころのよりどころを助けるのが目的らしい。子供たちに人権意識を教えている。自分たちがかわいそうな立場にあるという考えを自分の頭の中から取り除けと。子供たちはTuPacもしっている。自分の文化をルーザーだと思うな。占領されていて、そこで生きていても同じ人間としての権利があると訴えている。麻薬取引などに入る道を音楽に方向転換させてメッセージで自分を成長させる。自分の曲を作らせ、自己主張させ楽しませる。

MWR のジャラビーに戻ろう。この映画でシャラビーがテレアビブ行きバスにカメラマンと乗り込んだ時言っている。『普段はバスに乗らないんだ。アラブ人だとわかると自爆でもされるのではないかと警戒されるからね。特にバックでも持っていてごらん』と。それにまた『アラブ語を話し始めたらもう一巻のおわり。だからヘブライ語をお互いに話しているんだよ。その人たちはアラブであることがはずかしかったりして自信がないんだよ。自分は自分のままでいることが好き。ユダヤ兵士が自分のところに来て、尋問しても自分は時間があるから平気さ。彼らが自分のことが好きでも嫌いでもどうでもいいんさ。』と続ける。 Mahmood Shalabi Of MWR - Blinded Freedom [حـريـة مـعـمـيـة]

私はこういう偏見なシーンを他のドラマ映画でもよく観ている。そして、テレアビブに到着して街を歩きながら、

案の定、テレアビブで彼は警察に止められる。そして、自分はMahmood Shalabi Of MWR - I am Arabic [افـهـم أنـا عـربـي] だという。

ダムとシャラビーはIBDAA Cultural Center Deheishe Camp West Bank,(ここはパレスチナ自治区) で難民キャンプ子供たちの音楽の指導をして子供たちのコンサートを開催する。ダムとシャラビーは見解の違いがる。ダムの三人の方が社会を広く観られる。
シャラビーはこの社会貢献の姿に 心地よいと。みんなが(パレスチナ人)自分の家族という感じだといっている。自分がイスラエル(ユダヤ人の間)に住んでいるとコネクトしていない感じがすると。自分のアイデンティティーを感じるという。シャラビーは自分をパレスチナの世界に入れとく方が心地よいんである。(ここ4年ぐらいシャラビーの活躍に音沙汰がないが、かれの考え方がどうなってきているのか興味がある。シャラビーは努力家でアラブの縦笛も吹けるようになった。自分ではFBで毎日努力をしていると書いていたが。もうひとりの息子(2012年製作の映画)で実際に演奏している。フランス語も海に浮かぶ小瓶(2010年製作の映画)では話さずダブだったが、6年後のテルアビブの女たち(2016年製作の映画)では実際話している。SLINGSHOT HIP HOPの映画の発言から彼の底力を感じる。自分を信じてなんでもやリ通すような人。

ガザストリップ(パレスチナ自治区)のなかでもラップが誕生している。その青年、モハメットはガザの外でも彼らのボイスを聞いてほしいと。ガザのKHAN Yunisというスエズ運河よりの出身であるため検問所がかれの行手を阻む。

SLINGSHOT HIP HOPの映画を観て新しい言葉を学んだ。『’48パレスチナ人』という言い方を初めてならった。この人たちはイスラエルに住んでいるパレスチナ人のこと。『’67パレスチナ人』ガザ自治区、ウェストバンク自治区という壁の中にに住むパレスチナ人はイスラエル占領下にあるから、だから許可書がなければ出られないしガザ自治区からはほとんど許可が下りない。ダムもシャラビーも’48年のパレスチナ人子孫のだからイスラエルのテレアビブでコンサートは許可なしに可能。

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Socialjustice

2.5DAM

ssspkkさん
2017年1月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

パレスチナヒップホップ。アラビアンヒップホップといったらペルシャ猫を誰も知らないのテヘランヒップホップしか知らなかったのだけれど、1999年からパレスチナにもしっかりあるという話。公民館のような場所でおじさんおばさんの前でかますガザのグループPRが素晴らしい。イスラエル内部で暮らすDAMよりもずっと過酷。DAMが影響を受けたのは2PAC、ウータン他、PRが最初に聴いたのはエミネムのテープだという。つまりは流通量の差で2PACはガザの手前までは届いたけど、エミネムはガザの中まで届いたということ。やはりエミネムは偉大だ。アラビアン女性ラッパー達もちゃんと出てくる。何より素晴らしいのはビートがちゃんとしてること。ラッパーは扇動家なのでどういう土地でも生まれると思うけれど、ビートを生み出すのは音楽を知ってないと出来ない。ガザにもちゃんとディガーがいるということだ。まぁビートはネット上で外から貰うのかもしれないけれど。

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ssspkk

4.0誰がテロリスト?

2014年10月21日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

自分の生温さに嫌になるくらい、熱い想いをもって生きている人たちを感じられる。日本のヒップホップしか知らなくて、あんまり好印象はなかったけれど、アラビアンラップは好きになりそう。

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じょにー

4.5とにかく観て欲しい

ミカさん
2014年10月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

知的

中東情勢がイマイチ分からない人でも、人間である以上、込み上げてくる作品。

壁が自由を遮っているパレスチナでは、ヒップホップだけが彼らの自由だ。

「誰がテロリスト?お前がテロリスト。お前が横取りしたんだよ」

略奪者にテロリスト呼ばわりされるご時世。そして、世界を駆け巡る嘘のニュース。

鳴り響く魂の叫びと彼らのライム。

観ないといけない作品。

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ミカ
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