劇場公開日 2015年11月6日

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「美術好きなら是非、映画としても十分面白い」ミケランジェロ・プロジェクト あき240さんの映画レビュー(感想・評価)

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4.5美術好きなら是非、映画としても十分面白い

あき240さん
2018年10月17日
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フェルメールやモネ、レンブラント等々西洋美術の名品の数々がチラリと大量に写るので、あれは何だったけ?とそれだけでも十分に楽しめます
また美術好きならくすりとするようなシーンも山盛りです
冒頭からマット・デイモン扮するメトロポリタン美術館の主任学芸員は天井に仰向けでなにやら描いているのですが、そこに来たジョージ・クルーニー扮するハーバード大学付属美術館館長がミケランジェロのマネか?とジョークを飛ばします
もちろんサンピエトロ寺院のミケランジェロの天井画のことです
英国の飛行場ではフランス人の美術商が戦闘機のノーズアートを描いていますが、弓矢を持った半裸の美女の横にはFemme Fataleと書かれています
もちろんクリムトを意識したものでしょう

ベルギーのブルージュにあるミケランジェロの若いときの作品である聖母子像は本作では特に重要な扱いをされていますので、邦題は妥当なところでしょう

映画としても派手さはないにしても十分楽しめます
いい役者ばかりで演技も良いです
特にジュ・ド・ポーム国立美術館の学芸員役のケイト・ブランシェットの演技は特に素晴らしく、へルマン・ゲーリング元帥に略奪した美術品を展示案内する親衛隊将校のシャンパングラスに唾を吐くシーン、マット・デイモンに「泊まってもいいわよ、だってパリですもの」と言って上気した顔を上げる演技は心に残ります

ですが、確かに編集とか、地理関係の説明とか、盛り上げ方にもう一工夫が欲しいところは否めません
とはいえ駄目な映画という訳では全くなく、十分に楽しめる映画となっています
特に当時の考証とかセットは素晴らしく嘘があまり有りません
車両や飛行機などは当時の本物を使っているようです
この当たりも注目するとさらに面白い映画です

美術好きなら観ていないと損した気分になる映画です、美術好きのあなたなら存分に楽しめます、是非!

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あき240
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