劇場公開日 2013年12月6日

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「愛おしい」セッションズ 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)

3.0愛おしい

2015年6月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

童貞のコメディかと思ってた。障害をも笑いに変えて笑わせてくれるのかと思ったら、愛に真剣で愛おしい映画だった。ヘレンハントが出て来た時に「これは良いぞ」と確信した。
顔しか動かない49年間の日々はとんでもなく辛く苦しく孤独な日々だと思うけど、それを思わせず何となく楽しく何かに期待して毎日を生きる主人公にこれこそがポジティブな精神なんだなと思った。そしてその精神を支えるのが愛でありセックスなのだなと感じた。映画では女性もマークに恋してたけど、実話が元だと言うことで、童貞で30過ぎて、関係を持って優しい言葉をかけられて勘違いしてんだろうなぁと、男ならではのあるあるでクスッと笑えた。

言葉で君に触れるという詩が優しく力強く自分も漫画を描いてるので、グッと来た。

奥嶋ひろまさ